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【この記事のエキスパート】
帝京平成大学 現代ライフ学部 児童学科 講師(元公立小学校教師):鈴木 邦明
神奈川県、埼玉県の公立小学校に22年勤めた後、短大、大学での教員養成、保育者養成に移り、現在に至る。
現在は、大学での講義を中心に、保護者向けに子育て・教育、教員向けに授業方法・学級経営などのテーマで執筆、講演などに幅広く活躍中。
お風呂やトイレ、リビングなど日常生活のなかで子どもが楽しく英語に触れられるアルファベット表。この記事では、児童教育の専門家・鈴木邦明さんに取材のもと、アルファベット表の選び方とおすすめ商品をご紹介! 通販サイトの売れ筋人気ランキングとあわせてチェックしてみてください!
児童教育の専門家に聞いた!
アルファベット表の選び方
児童教育の専門家・鈴木邦明さんに、アルファベット表を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
使う場所に合わせて選ぶ
お風呂、リビング、子ども部屋など、まずはアルファベット表をどこで使いたいかイメージすることが大切です。
お風呂|防水性が高く壁に貼れるものを
「お風呂タイムを使って楽しく英語学習させたい」という方におすすめなのが、お風呂用のアルファベット表。水に強く防水性にすぐれたものや、水に塗らすとお風呂の壁に貼れるものを選びましょう。
【エキスパートのコメント】
お風呂は、アルファベットに限らず子どもがさまざまなものを覚える際にとてもいい空間。親子でのコミュニケーションも取りやすいですし、リラックスしたなかで学習ができます。
また、お風呂のなかはゲームやスマホなどがない環境なので、子どもの気が散りにくいという状況を上手に利用できます。
リビング|おしゃれでデザインの質が高いものを
親も子どももふだん目にすることの多いリビングに貼るなら、デザインにも気を配りたいところです。
とくに、子どもは身の回りの環境から大きな影響を受けるといわれています。親や教師などの人的環境のほか、子どものまわりにあるもの(物的環境)も重要となるので、子どもがよく目にするものはデザインの質にも配慮しましょう。
テーブルの上で使う場合は、食べ物や飲み物で汚れる可能性も考えて、耐水性のあるものや洗える素材を選ぶと清潔に保てます。
【エキスパートのコメント】
たとえば、子どもは過激なもの、下品なものなどにすぐ飛びつきますが、そういったものは長い目で見たときに決していいといえないこともあります。
描かれているキャラクターも、子どもの心情面の成長においてもいい影響を与えるようなものを購入しましょう。
子ども部屋|子どもの興味を引く仕掛けがあるものを
子ども部屋で使うなら、自発的に学習がしたくなるようなアルファベット表がおすすめ。
具体的には、子どもが好きなキャラクターが描かれたもの、子どもが触りたい、なぞりたいと思う仕掛けがあるものなど、子どもの興味を引くものがいいでしょう。
目的や使用シーンに合わせて選ぶ
アルファベット表を使う目的を考えてみてください。英語に興味をもたせるきっかけとして取り入れたいのか、本格的な学習に使いたいのかによって、選ぶべき商品が異なります。
興味をもたせるきっかけにしたいなら、子どもが遊びながら楽しく使えるか、抵抗なく使えるか、を基準に選んでみてください。
学習として使いたいなら、リビングやお風呂など親の見えるところで一緒に活用できるアルファベット表がおすすめ。
アルファベットの書き順や、アルファベットを使った英単語が一緒に学べるものなど、プラスアルファの情報が載っているものを選ぶといいでしょう。
子どもの年齢に合わせて選ぶ
アルファベット表は対象年齢によって作りが違い、英語力によっても合うものが変わってきます。学習のはじめの一歩として使いたい場合は、大文字・小文字のアルファベットの形がわかるよう、大きく書かれた見やすいタイプのものがいいでしょう。
一方、ある程度学習が進み年齢も上がった場合は、そのアルファベットを使った英単語や、動物などイラストが描かれたものがおすすめです。
【エキスパートのコメント】
購入する際にはあまり多用途(長期間)で使えることを意識しすぎない方がいいでしょう。
長く使おうとするとどうしても難しいタイプを選択しがちです。その結果、難しすぎて出だしのところで子どもが抵抗感を持ってしまうことがあります。
子どもの成長に応じて買い換えるような気持ちでいた方が、よい学びにつながります。
児童教育の専門家からのアドバイス
アルファベット表に求めるねらいをはっきりさせてから購入を
【エキスパートのコメント】
アルファベット表は、一見どれも同じように見えますが、こまかい部分でかなり違いがあります。
アルファベットのみが書かれたシンプルなものから、かんたんな英文が書かれているものまでさまざまなレベルのものがあります。また、子ども向けのかわいらしいデザインのものから、リビングに飾っても似合うような品のいいデザインのものまであります。
子どものレベルや英語に触れさせる機会、インテリアとの兼ね合いなど、親としてどういった部分を大事にしたいのかということを考えてから購入をしましょう。