きょう30日に放送されるカンテレ・フジテレビ系番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、異例のヒットを記録する辞書の編集者に密着する。

  • 『セブンルール』の密着を受ける田沢あかねさん=カンテレ提供

さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、累計発行部数63万部という異例のヒットを記録している『ことば選び辞典シリーズ』(学研プラス)の企画編集に携わる編集者・田沢あかねさん(29)だ。

根っからの活字好きだという田沢さんは、幼少の頃から活字に取りつかれるあまり、「家に本がないと、お菓子や食品のパッケージの成分表を読んでいた」と振り返るほど。進学先の京都大学では、国文学や中国古典を読み漁ったという。

卒業後は学研に入社し、3年目の時に『ことば選び辞典シリーズ』の企画編集を担当することに。読者の興味を引くユニークな前書きや、人気アニメ『エヴァンゲリオン』とのコラボ企画を成立させるなど、大好きな言葉と自由な発想で、異例のヒットに導いた。

取材中、田沢さんは頻繁に言葉を詰まらせ、丁寧に言葉を選び直す姿が。「自分の言葉が相手にどう影響を及ぼすか」を常に考え、より良い言葉を探し続けているためだ。「言葉は人間が生きる力を得ることにもつながり、人を傷つける毒にもなる」と語る。

誠実に仕事に向き合う田沢さんの姿を見て、スタジオメンバーたちは、一同感心。話題が“新しい言葉”に移ると、「ジワる」や「エモい」など、それぞれが違和感を抱く“言葉”を口にするが、そんな中、「言葉としての手応えを感じる」(若林正恭)、「気が利いている」(本谷有希子)と話すとは業界用語とは…。