パナソニックがビデオレコーダー“おうちクラウドディーガ”の新ラインナップとして、インテリアにマッチするホワイトカラー&コンパクトサイズが特徴のレギュラーモデルを3機種、8月23日に発売します。

3機種ともに新4K衛星放送のチューナーは非搭載ですが、地デジ・BS・CS110度対応のマルチチューナーを内蔵しています。カラーバリエーションはホワイトの1色。ラインナップの内訳は下記の通りになります。どのモデルも販売価格はオープンですが、推定市場価格(税別)もお伝えします。

  • DMR-2G300(デジタルチューナー6基・3TB HDD内蔵):9.5万円前後
  • DMR-2T200(デジタルチューナー3基・2TB HDD内蔵):8万円前後
  • DMR-2T100(デジタルチューナー3基・1TB HDD内蔵):7万円前後
  • インテリアになじむコンパクトサイズの“おうちクラウドディーガ”、3機種が新たに発売されます。写真は「DMR-2G300」

本体のデザインや外形寸法はほぼ同じ。Ultra HD Blu-rayディスクの再生には非対応ですが、2018年に発売された同シリーズのUHD BD再生に対応する「DMR-UBZ2060」は、販売が継続されます。

最上位のDMR-2G300は、合計6つのデジタルチューナーを内蔵。家族3名が好きな番組を2番組同時に録画できることを特徴にうたっています。

“おうちクラウドディーガ”は、本体のHDDにテレビ番組を録画できるだけでなく、スマホで撮影した写真や動画を無料のモバイルアプリ「どこでもディーガ」を使って、あたかも外付けストレージのように保存できる機能をセールスポイントにしています。

今回の新たな3機種には、本体のHDDに保存した写真・動画を、自動的にBlu-rayディスクにバックアップしてくれる「かんたんディスク保存」機能が追加されました。

もともとはスマホに“撮りっぱなし”になっていた写真や動画を、ディーガに保存してバックアップを取ろうというコンセプトをアピールしてきた“おうちクラウド”機能でしたが、テレビ番組を録り続けていると内蔵HDDの空き容量は減っていきます。大切なファイルはBlu-rayディスクに待避しておけば安心ですが、ダビング作業は手間がかかるものでした。

「かんたんディスク保存」は、本体のディスクドライブにBlu-rayディスクをセットしておくだけで、ディーガの内蔵HDDに保存した写真や動画を自動的にバックアップしてくれる機能です。目安として25GBのBlu-rayディスクに、週に写真100枚と動画10分ぶんを保存したとして、約3カ月分のデータをバックアップとして残せます。

データが保存されるタイミングは、レコーダー本体の電源オフ時。保存時間のタイマー予約設定も可能です。電源オン時でも、「写真/動画一覧」のサブメニューから「今すぐ保存」を選択すると、手動でバックアップが取れます。

Blu-rayディスクも放っておくと容量が一杯になってしまうものですが、新しい“おうちクラウドディーガ”の3機種はディスク交換の目安も、本体のLEDガイドランプとテレビに表示される画面、そしてスマホアプリにアラートを表示して知らせてくれるので安心です。

バックアップできるコンテンツのファイル形式はJPEG、MP4、AVCHD(ビデオカメラで撮影した動画など)です。対応メディアとして、パナソニック製のBD-RとBD-RE(書き換え対応のBlu-ray)が推奨されています。

おうちクラウドの機能はさらに進化します。スマホで撮影した写真ファイルに、「どこでもディーガ」アプリからメッセージを添えて、おうちクラウドディーガに送信、ディーガやスマホから読むことができるようになります。また、「どこでもディーガ」アプリに保存した写真や動画をSNSにシェアできる機能も搭載されます。

それぞれの機能は2019年9月に実施されるアプリのアップデート以降、ディーガ本体のファームウェアも更新した後で使えるようになる予定です。

パナソニックのおうちクラウドディーガには、オーディオ・ビジュアルファンも納得の高画質4K放送対応モデルから、ファミリー向け機能を充実させたスタンダードモデルまで豊富なラインナップが充実しています。おうちクラウド機能も“できること”がますます増えてきました。

従来、ビデオレコーダーといえばテレビ番組を録画、タイムシフト再生を楽しむための家電機器でしたが、今後はホームストレージとして、スマホと連携しながら家庭内でレコーダーが活躍する場面はますます広がりそうです。