梅雨空け宣言が発表された関東地方では、早くも猛暑に見舞われている。このタイミングで、ネスレ日本とフタバ食品では「ペリエ」と「サクレ」をコラボしたオリジナルドリンクが楽しめるポップアップストアを渋谷にオープンさせた。サクレレモンハイボール(アルコール飲料)、クランベリーオレンジ(ノンアルコール飲料)など5種類の爽快なドリンクメニューを用意している。
どんなドリンクなの?
ポップアップストアは、渋谷MODI(1F)で7月29日から8月11日まで期間限定でオープンする。提供されるのは、ノンアルコール飲料のレモンミントスカッシュ、クランベリーオレンジ、ハッピーバナナメロン(以上、税込500円)、およびアルコール飲料のサクレレモンハイボール、大人のあずき抹茶(以上、税込700円)。筆者はクランベリーオレンジを飲んだが、シャーベットの冷たさが心地よく、甘さは上品で後味がすっきり。溶けきらないシャーベットをスプーンですくって食べるなどして、すっかり涼を楽しめた。
海外ではミクソロジーがトレンド
担当者に話を聞いた。ネスレ日本の宮内和貴氏は「フランス、アジア圏では今、ペリエをフルーツ、アイス、カクテル、ノンアルコールドリンクなどとミックスして楽しむ『ミクソロジー』が流行っています」と説明する。そこで今回の取り組みを通じて、日本の消費者には海外のトレンドを味わってもらい、訪日外国人には日本の有名アイスブランドであるサクレと組んだミクソロジーを知ってもらうことを狙っている。
また、フタバ食品の三上菜穂氏は「第3次かき氷ブームで、街にはかき氷の専門店も増えてきました。ポップアップで提供する5種類のドリンクには、すべてサクレの4フレーバーを使っています。サクサクとした食感、すっきりとした甘さ、ペリエさんの爽快な飲み口が活きた仕立てになっています」と紹介。サクレはカップかき氷のジャンルで売り上げNo.1となった、と宣伝した上で「今回のコラボを通じてサクレの可能性、アレンジの広さをあらためてご体感いただければ」とアピールした。
今回のコラボにあわせ、ポップアップストアには「レシピブック」を用意した。ここで飲めるドリンクメニューの作り方が詳しく載っており、例えばサクレレモンハイボールの材料は「ペリエ : 110ml、サクレレモン : 半分、スコッチウイスキー : 40ml」、クランベリーオレンジの材料は「ペリエ : 110ml、サクレオレンジ : 半分、クランベリージュース : 20ml、カリブシロップ : 15ml、冷凍ミックスベリー : 6、7粒」となっていた。これを参考に、自分でカスタマイズしたオリジナルドリンクを作っても楽しそうだ。
このあと、ネスレ日本の平松拓也氏にも話を聞いた。今回のコラボは、普段からTwitterで交流のあるフタバ食品に、ネスレから持ちかけて実現したものだという。「ペリエは『オシャレなカフェで飲むもの』という認識が一般に広まっています。そこでペリエを使ったオシャレなドリンクを開発して、若者が街歩きする渋谷、その中でも中心地に近いところで提供したらどうかと考えました」(平松氏)。なお、他の地域でポップアップストアを展開する予定は、今のところないとのこと。炭酸飲料の消費が最も増える夏場に向けて、商品、ブランド、レシピの認知拡大につなげていきたい、と意欲的に話していた。
●information
「渋谷MODI」(1F)
東京都渋谷区神南1-21-3
営業時間 : 11時~21時