JR東日本新潟支社は29日、「新潟県・庄内エリア デスティネーションキャンペーン」(2019年10~12月開催)を控え、おもに信越本線・越後線・弥彦線で運用される115系のデザインを「旧弥彦色」にリバイバルし、9月下旬から運転開始すると発表した。
115系「旧弥彦色」は1988年頃、弥彦線でのワンマン運転開始に向けた車両改造で登場したデザイン。「クリーム10号」の車体に「朱色4号」「黄1号」のラインがデザインされ、車体側面では斜めに大きくレイアウトされている。ラインは弥彦の大鳥居と、毎年秋に開催される「弥彦菊まつり」の菊をイメージしたとされる。
現役当時の「旧弥彦色」は製造初期タイプの車両を2両編成で運行していたが、今回のリバイバルでは車両の製造時期の異なる3両編成で再現し、ヘッドマークも掲出する予定。ただし、使用する塗料や施工方法の差異のため、現役当時のデザインを完全に再現するものではないとのこと。
「旧弥彦色」の115系(3両編成)で弥彦エリアの散策と越後平野の車窓を楽しめる旅行商品「『復刻“旧弥彦色”越後ぐるっと周遊号』の旅」も発売。9月21・22日に新潟駅9時14分発・弥彦駅10時57分着・弥彦駅12時25分発・新潟駅14時37分着で運転される。料金は周遊のJR券(乗車券・指定席券)・特製掛紙付弁当・乗車記念グッズの合計で大人7,000円・こども5,600円。8月上旬の発売を予定している。