東京のおすすめデートスポットは? と先輩に聞くと、豊洲がいいと教えてもらった。グルメはもちろん、アミューズメント施設も多く、1日遊べるらしい。豊洲は豊洲市場があるということしか知らない上京1年目。魚以外、豊洲に何があるのか。デートにおすすめとは一体どんなところなのか。そこで今回は地方出身者が見つけた、豊洲のデートスポットを紹介しよう。
豊洲ってどこ?
そもそも豊洲はどこにあるのだろうか。豊洲と呼ばれるエリアには有楽町線・ゆりかもめ「豊洲」、ゆりかもめ「新豊洲」「市場前」の3つの駅がある。テレビでよく耳にする豊洲市場は「市場前」が最寄りとなる。
豊洲駅まで、有楽町線有楽町駅から約8分、ゆりかもめで新橋駅から約20分。海の近くということで遠くにある気がしていたが、都心からすぐに行ける距離のようだ。
まるで別世界! チームラボの光のアート空間
まず紹介するのは、テクノロジーを使ったアート作品を制作しているチームラボが手掛けた、水に入るミュージアム「チームラボプラネッツ」。
「Body Immersive」というコンセプトの7つの作品空間による「チームラボプラネッツ」では、超巨大な作品の中に他の人と一緒に没入する体験を味わうことができる。入場する時にロッカーに荷物を預け、靴下を脱いで裸足になるのがこのミュージアムの特徴だ。
空間いっぱいに広がるのは光の鯉。映し出されているのは水面。膝まで水に浸かって楽しむ作品である。鯉は人に反応して泳ぎ、人にぶつかると花となって散ってしまう。常に変化する空間は、なんとも神秘的で不思議な体験となるだろう。
こちらは1年間の花々が咲き渡った生命の宇宙が広がる空間。寝転ぶ、もしくは、座ってしばらくいると、やがて身体は浮遊し、世界と一体化していくだろう。専用のアプリから蝶を選択すると、自分の蝶を空間に飛ばすことができる。作品に参加をしながら楽しめる。花はリアルタイムで描かれ続け、咲いて散っていくまで表現されているという。華やかな空間はきらきらとした思い出ができそうだ。
テクノロジーで作られた作品群は、非日常を味わえるだろう。相手と一緒に作品に入り込めば、心の距離も近づきそうだ。
●information
「チームラボ プラネッツ TOKYO」
東京都江東区豊洲6-1-16
営業時間:10時~21時
客席が回転!? IHIステージアラウンド東京
珍しい体験をするなら、日本で唯一の劇場「IHIステージアラウンド東京」に行ってみると良いだろう。
普通劇場と言えば、同じステージの上で物語が展開してくが、「IHIステージアラウンド東京」は360°客席が回転する。その周りをぐるりと巨大な可動式スクリーンとステージが取り囲むという特殊な劇場だ。360°周囲がセットに建て込まれ、物語の展開に合わせて客席がゆっくり回転することで、セット転換を待つことなく物語が進行していく。
2017年3月にオープン以来、劇団☆新感線「髑髏城の七人」5シリーズや「メタルマクベス」3シリーズなど話題作を次々と上演している。この特殊な会場を利用して「BOUM ! BOUM ! BOUM !」香取慎吾NIPPON初個展が行われたことも。2019年8月19日からは、世界的に有名なブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が世界初の360°版として上演予定。
アジア初、日本で唯一という客席が回転する劇場。ここでしか見られないステージは、豊洲でしか味わえない体験ができるだろう。同じものを見て、興奮や感動を共有することで、二人の話も盛り上がるはずだ。
●information
「IHIステージアラウンド東京」
東京都江東区豊洲 6-4-25
おしゃれBBQスポット「WILD MAGIC」
エンターテインメントを楽しんでいるとお腹がすいてくる。デートなら特別な場所で食事をしたいもの。そこでおすすめなのが「WILD MAGIC」だ。
「WILD MAGIC」は新豊洲駅から歩いて1分の、手ぶらで楽しめるなBBQスポット。利用シーンや人数で使い分けが可能で、最小2名から利用できる6つのエリアで構成されている。海が見えるエリアや、プールがあるエリア、ハンモックがあるエリアなど、バリエーションは様々。装飾やライトでフォトジェニックな空間は、SNS映えにもぴったり。インスタグラマーにも注目のスポットで、映えな写真をたくさん撮れること間違いなしだ。カップルには、デッキ付きのテントでBBQができるGATHERING AREAがおすすめだという。
スタンダードBBQプランは5,000円(税別)から。牛肉や豚肉から野菜までセットになっている。コンロや炭、取り皿など、全て揃っているので、初心者でもすぐにBBQをすることができる。最後のお楽しみはマシュマロ。こんがりした焼き色を付ければ、BBQ感をばっちり演出できる。
昼はもちろん、夜はライトアップされ、より雰囲気のある中でBBQを楽しめる。二人で協力して肉を焼いたり、おしゃれに写真を撮ってみたり、いつもより近い距離になれば会話も弾みそう。
●information
「WILD MAGIC」
東京都江東区豊洲6-1-23
営業時間:10時~22時(10時~14時、11時~15時、17時~21時、18時~22時 / エリアによって異なる4時間制)
ゆっくりカフェタイム CAFE;HAUS
ゆっくり過ごしたい時には、「CAFE;HAUS」(カフェハウス)に行くと良いだろう。オープンテラスがあり、開放的で豊洲で人気のカフェだ。
「CAFE;HAUS」は、「地域コミュニティの創造とライフスタイルの提案」をコンセプトに住まいをテーマにしたライフスタイル発信型カフェ。自宅のようにくつろげる住空間を表現しており、木のぬくもりを感じる店内では、充実したカフェメニューやフードメニューを味わうことができる。
看板メニューは「1ポンドリブステーキ」(税込3,500円)。赤身が柔らかくさっぱりした味わいのAUSリブを、ミディアムレアで焼き上げている。二人でシェアして食べると良いだろう。ワインやアルコールメニューが豊富なので、夜に訪れるのもおすすめ。
明るく開放的なカフェスペースやオープンテラス、ゆっくりくつろげるハウススペースと、気分に合わせて場所を選べるのが特徴のCAFE;HAUS。光が入る内装には、洒落たインテリアが並び、大人な休日を過ごせそう。
●information
「CAFE;HAUS」
東京都江東区豊洲2-1-9
営業時間:11:30~23:00
ランチタイム:平日11:30~15:00
歴史ある海鮮丼に大満足 海鮮丼 大江戸
豊洲と言えばやはり魚ということで紹介したいのが「海鮮丼 大江戸」。明治42年の創業以来、市場とともに歩んできた老舗の海鮮丼専門店だ。天然まぐろをはじめ、市場から仕入れる新鮮な魚介をふんだんに使った丼を、常時40種類以上取り揃えている。
「大江戸5点上丼(税別2,700円)」はこれぞTHE 海鮮丼と言うべき、バラエティに富んだネタが賑やかな丼。中とろ、いくら、生えび、かに爪、ねぎとろが乗っており、豊洲の新鮮な魚介を一度に味わうことができる。
「うに盛り7点上丼(税別3,800円)」は7種類の魚介にうにを盛った大江戸自慢の豪華絢爛な丼。桶に入って運ばれてくる海鮮丼は、インスタ映えも間違いなし。中とろ、うに、いくら、生えび、かに爪、ねぎとろ、いか、ほたてが乗った贅沢な1品だ。
選べないくらいたくさんの丼メニューがある「海鮮丼 大江戸」。贅沢に乗せられた海鮮は、写真に残したくなる迫力がある。6時半から営業しているので、朝イチで訪れるのも良いだろう。
●information
「海鮮丼 大江戸」
東京都江東区豊洲6-5-1
水産仲卸売場棟 3階(飲食店街)
営業時間 6:30~15:30(ラストオーダー)
豊洲には魅力がいっぱい
東京っぽいと言えば、最新のものやおしゃれなもの。そして話題性。豊洲には、日本でここしか見られないものやテレビやSNSで話題になっているところが集まっている。美味しい物を食べたり、珍しいものを見たり、充実した時間を過ごせるだろう。今回紹介したもの以外にも、海沿いにある公園や水上バス、ショッピングセンターなど、一日で回りきれないほどたくさんのスポットがある。朝から行ってみたり、ゆっくり午後を過ごしたり、二人の予定に合わせて遊びに行ってみると良いだろう。