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【この記事のエキスパート】
ファッションスタイリスト:宮 万紀子
20代前半より古着ショップを経てファッション業界に入る。
数社の国内アパレル企業で勤務した後、ファッションスタイリストに転身。
タレントのテレビ出演時のスタイリングや広告、CMのスタイリングを数多く手掛ける。
現在は商業ファッションスタイリストと一般の方のコーディネートをするパーソナルスタイリストとを兼務している。
頭からスポッとかぶれる手軽さとおしゃれなデザインが魅力のスヌード。レディース用のスヌードは人気で、ふだんのコーディネートと合わせやすいものを選びたいものです。この記事では、骨格タイプや顔の形、体型などに合わせた選び方とおすすめ商品をご紹介します。
スヌードの選び方
ここからはスヌードの選び方をチェック! 素材や編み方でも、雰囲気がかなり変わるスヌード。ふだんのコーディネートと合わせやすいものをチェックしましょう。ポイントは下記の7つ。
【1】流行りの「骨格タイプ」で選ぶ
【2】顔の形や体型で選ぶ
【3】スヌードの編み方で選ぶ
【4】スヌードのカラーで選ぶ
【5】着る服のイメージに合わせて選ぶ
【6】素材や生地のテイストで選ぶ
【7】価格は10,000円台を目安に
上記の7つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うスヌードを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
流行りの「骨格タイプ」で選ぶ
いま話題の「骨格診断」をご存知ですか? 骨格診断とは、身体のラインや質感などの特徴を分析し、自分の体型に似合うデザインや素材を知ることができる診断です。自分に似合うアイテムを身につけることで、垢抜けた印象になれたり、着痩せ効果も狙えるんです!
診断では「ストレート・ウェーブ・ナチュラル」の3タイプに分類されます。それぞれの特徴をかんたんに説明し、より似合うスヌードをご紹介します!
骨格ストレートはゆとりがあるものを
【骨格ストレートの特徴】
・メリハリのあるボディライン
・ウエストはくびれている
・バストやヒップの位置が高い
・胸に厚みがある
・シンプルなデザインが似合う
骨格ストレートさんは、メリハリのあるボディラインが特徴。上半身に厚みがあるため、ボリュームのあるアイテムを顔まわりにもってくると、モサッとした印象になりがち……。
そこで、首まわりにゆとりをもたせることがポイントです。長さのあるスヌードなら、2重巻きしてもある程度余裕が作れます。また、シンプルなデザインを選ぶと全体がスッキリして見えますよ。素材は上品なカシミヤや、ウールなど光沢感のあるものがおすすめです。
骨格ウェーブはボリュームのあるものを
【骨格ウェーブの特徴】
・上半身が華奢で、首が長い
・下半身にボリュームがある
・鎖骨が出ている
・バストやヒップの位置はやや下
・フェミニンな甘めデザインが似合う
骨格ウェーブさんは、首が長く、デコルテまわりが華奢な方が多いです。ストレートタイプとは逆で、シンプルすぎるとなんだか物足りない印象に。
ウェーブタイプは、ボリュームのあるスヌードを持ってくることで、全体のバランスがよく見えます。ファーやモヘアニットのようなふわふわ素材がおすすめ。また、チェックなどの柄物も似合います。
骨格ナチュラルは個性的なデザインのものを
【骨格ナチュラルの特徴】
・骨や関節がゴツゴツしている
・手足が長く、大きめ
・鎖骨は大きくて目立つ
・全体的に肉感がなく、スラッとしている
・カジュアルコーデが似合う
骨格ナチュラルさんは、カジュアルで個性的なデザインが得意。シンプルよりは、ボリュームのあるアイテムが似合います。ただしガーリーなアイテムや、肩回りにボリュームがありすぎるとガタイがよく見えてしまうので注意!
スヌードはざっくり編みのものや、ラフなデザインがおすすめ。柄物やフリンジなどの装飾がついたデザインだと、おしゃれな印象になります。
顔の形や体型で選ぶ
スヌードは首をカバーするアイテムがゆえに、顔まわりが際立つもの。骨格タイプだけでなく、顔の形や体型に合わせた選び方も大切です。
丸顔さんはロングタイプ
丸顔の人は、ロングタイプのスヌードで縦のラインを強調しましょう。そのまま首にかけるだけで視線が上に集まるので、上半身がスタイルよく見えます。
ロングタイプのなかでも長いものであれば、二重・三重にして巻いても首まわりにボリュームが出にくく、窮屈さを感じさせません。
同じ理由で首が短い人も、ロングタイプのスヌードが適しています。
面長さんはショートタイプ
面長の人は、短めのスヌードを選ぶとよいでしょう。ネックウォーマー感覚で着用できるスヌードで、あごから首まわりをカバーすることで、顔の長さが隠れて小顔に見えます。すっきりとした薄手タイプよりもボリュームがある厚手タイプがよいでしょう。
ミドルサイズのスヌードを二重・三重に巻くという方法もありますが、首まわりにボリュームが出過ぎてしまうときがあるので、素材もしっかりチェックしてください。
スレンダーな方はロングタイプを
スレンダーな方は、長いスヌードをそのまま活用しましょう。長いスヌードで縦のラインを強調することで、さらにスタイルよく見せることができます。一方で、短めのスヌードだとスヌードの存在感がなくなってしまうので、避けたほうがよいでしょう。
スヌードの巻き方をアレンジすれば、エレガントな表情も作れます。素材やデザインにもこだわって、お気に入りのスヌードを選んでみてください。
ふくよかさんはミドルタイプを
ふくよかな体型の方は、ミドルサイズのスヌードを選びましょう。短すぎるものは窮屈そうに見え、長すぎるものはボリュームが出てかえって体が大きく見えてしまいます。
やわらかい生地でできた薄手タイプがおすすめ。ほどよい長さのスヌードであれば、かぶるだけで胸元に自然なVラインができるため、着やせして見えるでしょう。とくに体型カバーしたい人は、スヌードのボリュームと長さにこだわってみてください。
小柄さんはショートタイプがおすすめ
小柄な人が長いスヌードを身につけると、かえって身長が低く見えてしまうことがあります。小柄な人は、短めのスヌードを選ぶとよいでしょう。少し長めのスヌードを選ぶときは、ボリュームがひかえめなものを選んでください。すっきりとしたスヌードをコンパクトに巻くことで、軽やかさが出ます。
寒い季節はボリュームのあるスヌードを選びたくなってしまいますが、スタイルをよく見せたいのであれば、できるだけコンパクトなスヌードを選びましょう。
スヌードの編み方で選ぶ
編み方もスヌードを選ぶ際の大事なポイントです。編み方の特徴を押さえて選びましょう。
ボリュームのあるローゲージ
首回りにボリュームを出したいときは、ローゲージのニットスヌードがよいでしょう。ざっくりと粗い編み目のローゲージは、ゆったりサイズのスヌードに多く、ラフな印象を出したいときにもぴったりです。
二重・三重にして巻くことで、よりボリュームが出せるだけでなく、保温性も高くなります。寒い時期の防寒具としても使えるでしょう。
すっきりとした印象のハイゲージ
すっきりした印象を出したいときは、ハイゲージのニットスヌードがよいでしょう。編み目がこまかく、コンパクトに折りたたんで持ち歩けるのも魅力です。一重でもそれなりにあたたかいので、少し肌寒いときにも活躍します。
長さにかかわらず、首回りにボリュームを出したくない人でも気持ちよく着用できるのが魅力です。
スヌードのカラーで選ぶ
冬場の装いはブラックのコートなどが多く、どうしても暗い色になりがちです。そういった冬の重めな着こなしを軽くしてくれるのが、柔らかいカラーのスヌードです。
ライトベージュやライトグレー、ホワイトなど、ベーシックカラーでもソフトな印象のカラーをセレクトしましょう。顔周りが華やかになって、明るく演出してくれます。
着る服のイメージに合わせて選ぶ
自分の着る服のイメージに合わせて選ぶことも、スヌード選びの大切なポイントです。気に入っているストールでも、着ている服と合わなければスヌードだけが浮いて見えてしまいます。
スヌードを選ぶときは、全体のテイストとスヌードのテイストを合わせて選ぶとよいでしょう。ゴージャスなイメージのファッションにはファーのスヌード、フェミニンな雰囲気のファッションには織物系のスヌードを合わせるなど、着る服とのバランスも考えて選んでみてください。
素材や生地のテイストで選ぶ
スヌードは、冬だけでなく年間を通じて使えるアイテムです。スヌードを選ぶときは、生地の素材やテイストにも注目してみましょう。
ぬくもりが感じられるウールやファーのスヌードは、秋冬シーズンのおしゃれにぴったりです。軽やかな表情のリネンスヌードは、春夏のおしゃれのアクセントになります。綿のスヌードはオールシーズン使えるアイテムなので、ひとつ持っておくとよいでしょう。
肌に合った素材かどうかもチェック
スヌードのなかには、リバーシブルになっているものや、異なる素材を組み合わせたものもあります。スヌードを選ぶときは、肌に当たる面の肌触りもチェックしましょう。
タートルネックの服が苦手な人や、首回りがチクチクしやすい人は、とくに肌に当たる面の素材を忘れずにチェックしてください。アクリルなどの化繊は静電気が起きやすく、ウールはゴワゴワしていて肌がチクチクしやすいです。カシミヤのようなやわらかいニットや綿、シルクはチクチクしにくいので、ぜひ参考にしてください。
エコ素材に注目!
動物愛護の視点から、大手のハイブランドさえもリアルファーの使用を禁止しはじめた昨今。リアルファーよりもフェイクファーの時代になってきています。
フェイクファーは動物の毛皮ではないものをあらわし、エコファーとも言います。昔から持っているリアルファーは使い続けるのがいいと思いますが、これからセレクトする上ではエコファーの方が時代感にもマッチしています。
価格は10,000円台を目安に
スヌードは防寒性はもちろんのこと、全体のコーディネートのポイントとして使うものなので、そんなに質などにこだわって選ばなくてもいいアイテムです。上質な素材というのは使い心地も素晴らしいのですが、ファッションすべてにお金をかけるのは大変ですよね。
スヌードは小物なので、ある程度の金額のものが妥当でしょう。高くても10,000円台というプライスを目安にセレクトしてください。
ファッションスタイリストからアドバイス
【エキスパートのコメント】
スヌードはソフトカラーがおすすめ
スヌードをいくつかご紹介しましたが、気に入ったものはありましたか? スヌードはコーディネート内の小物ですので、そんなに高価なものをセレクトしなくてもいいアイテムです。
冬場のコーディネートを防寒も含めて、ホワイトやベージュなど明るく彩ってくれるソフトなカラーのものを選ぶとコーディネートの幅も広がるでしょう。