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【この記事のエキスパート】
IT・テックライター:石井 英男

IT・テックライター:石井 英男

東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。

ライター歴25年。PC/ITに関するテクノロジーの解説や製品レビューを得意とする。

最近は、STEM教育や3DプリンターやCNCを初めとするデジタルファブリケーションに興味を持ち、積極的に取材や記事執筆を行っている。

また、子どもへのプログラミング教育にも関心があり、CoderDojo守谷のメンターを務めている。


ヘッドホンとマイクが一体になったヘッドセットは、オンラインゲームで仲間と情報をやり取りする際の必需品。なかでも、サラウンド効果がある高性能の製品は、微かな物音も漏らさず聞こえます。ここでは、有線・ワイヤレス、低遅延・軽量小型など、ゲーミングヘッドセットのおすすめと選び方のポイントをご紹介します。

ゲーミングヘッドセットとは?

出典:Amazon

ヘッドホンとマイクを一体化した「ヘッドセット」の中でも、特にゲームユースに最適化した製品を「ゲーミングヘッドセット」と呼びます。

FPS(First Person shooter)やTPS(Third Person shooter)に代表される多人数対戦型のゲームでは、仲間への指示を的確かつリアルタイムに伝えられるボイスチャットが勝敗のカギを握ります。これを実現してくれるのがゲーミングヘッドセットです。

ゲーミングヘッドセットは性能面でも違いがあり、一般的なヘッドセットと比べてクリアな音質で伝えられるマイク性能や、わずかな足音からもその距離や方向が分かるサラウンド性能、さらにはノイズキャンセル機能や優れた遮音性などを備えた製品が多くなっています。

なお、有名なゲームでいうとフォートナイトはTPSでPUBGは公式大会ではFPS(ただし、TPSモードもあり)です。

ゲーミングヘッドセットの選び方

ゲーミングヘッドセットの選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つです。

【1】無線か有線か
【2】使用機器に対応しているか
【3】マイクの性能
【4】サラウンド機能
【5】デバイスの種類
【6】素材、通気性、サイズ調整機能

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】接続方式をチェック

マウスやキーボードと同じように、ゲーミングヘッドセットにも次の2つのタイプがあります。

「有線タイプ」……PC・ゲーム機本体とケーブルで接続する。
「ワイヤレス(無線)タイプ」……有線タイプとUSBレシーバーやBluetoothでワイヤレス接続する。

それぞれの特徴やメリットについて見ていきましょう。

有線タイプ

出典:Amazon

有線タイプは、USB端子や3.5mmプラグなどでPC・ゲーム機本体と接続します。

ワイヤレスタイプと比べて電波干渉を受けず、音声の遅延や劣化が少ないというメリットがあります。一方で、ケーブルによって物理的に接続するため、PC本体との距離や取り回しに制限があります。

ワイヤレスタイプ

出典:Amazon

ワイヤレスタイプは、ケーブルによる物理的な制限がないため自由度が高く、見た目もスッキリするというメリットがあります。ただし、家電などから発生する電波干渉を受けやすかったり、音声の遅延や劣化が生じやすいといった可能性もあります。

【2】使用機器に対応しているかチェック

出典:Amazon

有線タイプの場合はUSB端子や3.5mmプラグ、ワイヤレスタイプの場合はUSBレシーバーやBluetoothなどでPC・ゲーム機本体と接続します。ゲーミングヘッドセットを購入する際は、接続するPC・ゲーム機本体で使えるかどうか事前に確認しておきましょう。

【3】マイクの性能をチェック

出典:Amazon

ゲーミングヘッドセットでは、仲間に指示を伝えるマイクの性能はかなり重要です。

周囲の雑音を拾いやすい「全指向性(無指向性)」よりも、口元の音声をしっかりと伝えられる「単一指向性」の方が聞き取りやすいほか、雑音を抑える「ノイズキャンセリング」機能があれば音声が一層クリアになります。ノイズキャンセリング機能は、搭載マイクが拾ってしまう周囲のノイズを軽減し、自分の声をクリアに伝える機能のことです。

そのほか、ボイスチャットを一時中断する際に便利なミュート機能、集音部を口元に移動できるブームマイク、ブームマイクの収納機能なども製品選びのポイントです。

【4】サラウンド機能をチェック

出典:Amazon

敵が360度どの方向から近づいている・撃ってきているのかを判断するには、立体感のあるサウンドを再現する「サラウンド」機能付きがおすすめです。

サラウンドは、スピーカーの数に応じて5.1ch/7.1ch/9.1chなどの種類に分けられ、基本的に数字が大きい方がより立体的なサウンドとなりますが、ゲーミングヘッドセットでは左右2つのスピーカーでこれらの音を疑似的に再現しています。

なお、ゲームタイトルによっては一定以上のサラウンドchに対応していないケースもあるので、そちらも事前に確認しておくと良いでしょう。

【5】対応しているデバイスの種類をチェック

出典:Amazon

いくら高性能なゲーミングヘッドセットを購入しても、接続するPC・ゲーム機本体が対応していなければ意味がありません。接続端子・方式だけでなく、サラウンド機能などが使えるかどうかもチェックしておきましょう。

【6】素材や通気性・サイズ調節機能をチェック

出典:Amazon

ゲーミングヘッドセットは一定時間装着し続けるため、「圧迫感が強すぎて耳が痛くなる」「長時間着けていると蒸れる」「耳の周りが痒くなる」といったことがないよう、素材や通気性、サイズ調整機能の有無など、装着感につながる部分をチェックしておきましょう。また、快適にプレイするためには軽さも重要です。

ゲーミングヘッドセットの人気メーカー・ブランド

ゲーミングヘッドセットはさまざまなメーカーから発売されていますが、その中でも有名・人気のメーカーをいくつかご紹介します。

レイザー(Razer)

出典:Amazon

1998年に設立された米Kärna LLCから、「Razer」ブランドに関する権利を買収して2005年に誕生したのが現在のRazer Inc.です。

マウスやキーボード、ヘッドセットといった高性能な各種ゲーミングデバイスが世界中のユーザーから支持されているほか、近年ではゲーミングノートPC「Blade」シリーズの開発・販売も行っています。

キングストン(Kingston)

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世界でも有数のメモリメーカーとして知られている米Kingston Technologyですが、実はゲーミングブランド「HyperX」も展開しています。

このHyperXは世界中で20以上におよぶゲーミングチームのスポンサーや大会スポンサーを務めているほか、2018年にはヘッドセットの出荷台数500万台突破を発表するなど、eスポーツの発展に寄与しています。

ゼンハイザー(SENNHEISER)

出典:Amazon

1945年に設立されたSENNHEISERは、ヘッドホンやイヤホン、マイクなどを開発・販売しているドイツの音響メーカーです。

その技術力には定評があり、音楽制作や映画制作、テレビ・ラジオ業界といったビジネスやプロフェッショナルの現場でも使用されているほど。ゲーミングヘッドセットについても抜群の性能と品質を誇っています。

ロジクール(Logicool)

出典:Amazon

ロジクールは、マウスやキーボードをはじめとしてPC・スマートデバイス向けの各種周辺機器を幅広く開発・販売している米Logitech International S.A.の日本法人です。

一般向け製品については「Logicool」ブランドで、ゲーミング向け製品については「Logicool G」ブランドで販売を行っています。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)