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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
船で青物をはじめとした大型魚・深海魚を狙う釣りに欠かせない電動リール。モーターで動くためバッテリーによる電力供給が必要です。ダイワやシマノなどから純正品や大容量モデルなどが発売されています。この記事では電動リール用バッテリーの選び方とおすすめ商品を紹介します。
どんなバッテリーが適しているのか
電動リール用バッテリーとは?
電動リールは本体に電動モーターが搭載されているため、バッテリーで駆動し自動で糸を巻き上げることのできるリールのこと。手巻きのリールよりも仕掛けを回収する作業が楽で速いため、時間を効率良く使うことができます。
そんな電動リールを動かすためには、電源が必要になります。この電源には船からの電源かマイバッテリーからの電源かがあり、電圧の安定性や使い勝手を考慮するとマイバッテリー(自分専用の電動リール用バッテリー)を用意しておくのがおすすめ。それではどんな電動リール用バッテリーがあるのでしょうか?本記事を読んで確認していきましょう。
電動リール用バッテリーの選び方
電動リール用バッテリーを選ぶとき、どのような点に着目すればいいのでしょうか。釣りライターの中山一弘さんに、選ぶときのポイントを教えていただきました。ポイントは下記。
【1】バッテリーの種類で選ぶ
【2】釣り方に応じて容量を選ぶ
【3】防水性能で選ぶ
【4】電動リール専用を選ぶ
【5】買い替え前提で選ぶ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
「鉛」「リチウム」の2タイプ
【1】バッテリーの種類で選ぶ
電動リール用バッテリーには、鉛バッテリーとリチウムバッテリーの2タイプがあります。それぞれの特徴をチェックして、自分に合うタイプを選びましょう。
手ごろな価格で購入しやすい「鉛バッテリー」
鉛バッテリーは、手ごろな価格で購入しやすいのが魅力です。ただ、サイズが大きく重量が重いため、持ち運びに手間がかかります。電圧は12Vでリチウムバッテリーより劣るのも難点です。
とはいえ、鉛バッテリーは安価なので、なるべくコストを抑えたい方にはぴったり。らくに持ち運べるように、持ち手つきの収納バッグがセットになったものも多く販売されています。
コンパクトで長持ちする「リチウムバッテリー」
リチウムバッテリーのメリットは、高電圧で軽量なこと。14.8Vと鉛バッテリよりやや高くなっています。
電圧が高いため、電動リールの性能をしっかり引き出すことができます。深場を狙うときやパワーが必要とされる巻き上げ回数が多い釣りにも活躍してくれるでしょう。小型で軽量なため、持ち運びもスムーズです。
高性能なリチウムバッテリーですが、性能がすぐれているぶん価格は高め。釣りに行く頻度や交通手段などを考えたうえで、失敗がないように吟味して購入しましょう。
【エキスパートのコメント】
電動リールのバッテリーには、安価な代わりに大きく重たい鉛バッテリーと、高価ですが軽量コンパクトのリチウムバッテリーがあります。また、電圧も鉛バッテリーが12Vなのに対し、リチウムバッテリーは14.8Vとやや高くなっています。
鉛バッテリーがパワー不足というわけではないですが、深場を狙うときや負荷の高い巻き上げをする際にはリチウムバッテリーのほうが安心です。釣りに行く頻度や交通手段などを考えたうえで、適切なものを選びましょう。
5~10Ahが目安!
【2】釣り方に応じて容量を選ぶ
【エキスパートのコメント】
釣りに必要なバッテリー容量は、その日にやる釣りの内容によって決めます。100号の重りを水深90mまで落とす釣りと、40号で30m付近を狙う釣りでは、当然バッテリーの消費量が大きく違います。
一概にはいえませんが、ライトな釣りなら5Ah、やや負荷が高い釣りには10Ahぐらいはほしいところです。状況に応じて選ぶのが一番ですが、釣り仲間単位で良いので予備が持てると安心です。
コストとの兼ね合いもありますが、バッテリー切れで釣りを中断することがないように、余裕をみて準備してください。
規格も確認すると安心!
【3】防水性能で選ぶ
バッテリーは船に取り付けて利用するため、防水性能が高いものを選ぶとよいでしょう。
もちろん商品によって防水レベルは違いますが、リチウムバッテリーのモデルは比較的高いものが多く販売されています。一方鉛のバッテリーは付属の専用ケースがついているものが多くあります。
そのため商品の日常生活防水や防水規格などをしっかり確認するとよいでしょう。あくまで目安ですが、防水規格でIPX4まであると心配しなくてすむでしょう。ただし、海水ですのでお手入れはしっかりしてください。
車やバイクのバッテリーはNG!
【4】電動リール専用を選ぶ
電動リールを使う際に、車やバイクのバッテリーを代用するのは好ましくありません。電圧不足で電動リールの性能を引き出せないことや、バッテリーに水がかかって壊れてしまうことがあるからです。
そのため、性能はもとより安全性に関する面からも、電気に関する専門的な知識を有し自己責任で使用できる方以外は、電動リール用に設計されたバッテリー製品を使ってください。
電動リール用として販売されているバッテリーは、水場での使用を想定して設計されています。トラブルなく快適に釣りを楽しむために、「電動リール用」とはっきり記載があるものを選びましょう。
【エキスパートのコメント】
格安バッテリーとしてバイク用のバッテリーを流用する人がいますが、あまりおすすめできません。電動リールは精密機器であり、電源の品質はなるべく高いほうがよいのは当然のこと。そのため、性能はもとより安全性に関する面からも、電気に関する専門的な知識を有し自己責任で使用できる方以外は、なるべく電動リール用に設計されたバッテリー製品を使ってください。
バッテリーの寿命は数年!
【5】買い替え前提で選ぶ
バッテリーは消耗品です。どんなに高性能なバッテリーを購入しても、いつか買い替えが必要になります。また、釣りの種類によって必要なバッテリーが異なるため、新しく買い替えることもあるでしょう。
釣りに行く頻度や使い方にもよりますが、バッテリーの寿命は数年ほどといわれています。この先買い替えることを意識して、自分の釣りのスタイルにあったものを選びましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)