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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘

キャンプ/釣りライター:中山 一弘

青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。

今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。


淡水・海釣りでルアーや仕掛けをキャストするのに欠かせないスピニングリール。ダイワ・シマノなどから多数の新商品が発売されており、フィッシングスタイルに応じて選ぶモデルや型番、ギア比、ドラグ力などが変わってきます。この記事ではスピニングリールの選び方とおすすめ商品を紹介します。

スピニングリールとは?

スピニングリールとは、ロッドの下に取り付けられたリールで、ハンドルを回すとローターが回転して糸を巻き取ります。ライントラブルがほとんどないため、初心者でも簡単に遠投することができます。

一方ベイトリールはロッドの上に取り付け、スプール本体が回ることで糸を巻いたり放出したりする仕組みになっています。

選び方の要点をチェック!

スピニングリールは商品によって特徴がさまざま。どんなアイテムがいいか迷ったら、まず上の図を参考にしてみてくださいね。

初心者におすすめ!
スピニングリールの選び方

ここからは、釣りライターの中山一弘さんにお話をうかがい、釣りにおすすめのスピニングリールの選び方についてご紹介していきます。ポイントは下記になります。

【1】リールのサイズ
【2】ドラグ性能
【3】ギア比
【4】スプールの溝の深さ
【5】ハンドルの種類
【6】海水対応のもの

それぞれについてご説明しますので、購入するときの参考にしてみてください。

釣りたい魚に合わせて
【1】リールのサイズを確認

出典:Amazon

スピニングリールを選ぶ際に重要なのは、自分がやりたい釣りの対象魚に合わせたサイズです。ブラックバスなら3~6lb(ポンド)を90m、防波堤で五目釣りをするなら3号を150mといった具合に、適合するラインの太さと必要な巻量でそれに見合ったボディを決めていきます。

リールのサイズは2000番・2500・3000・4000番などがあり、数字が大きいほどリールが大きく太い糸をたくさん巻くことが可能になります。初心者におすすめなのは、小さな魚から少しおおきなブラックバスまで対応できる2500番です。

ラインの負荷を調整する部分
【2】ドラグ性能を確認

出典:Amazon

スピニングリールには、大きな魚の引きや急激な負荷が掛かったときにラインの限界を超えてラインが切れないように自動的に送り出す機構「ドラグ」というものが付いています。

ドラグはフルロックの状態だとラインが切れやすく、逆に緩すぎるとわずかな力でもすぐにラインが滑り出してしまうため、細いラインになるほどしっかりとした調整が必要になります。最大負荷で表現されることが多いですが、それよりもドラグの設定がしやすいか、ラインを引き出されたときにスムーズに送ることができているかがチェックポイントになります。

手で引っ張って痛くない程度にドラグを閉めたら、ラインを引き出してみましょう。「ジー!」とスムーズに出るようなら問題はありません。逆に「ジッ、ジジッ!」と引っかかるようなら要調整か、あまり品質が高くないリールになります。

ドラグ性能は実際に試さないとわかりません。購入前に釣具店などに頼んでチェックさせてもらうとよいでしょう。

ノーマルギア・ローギア・ハイギアなど
【3】ギア比を確認

出典:Amazon

スピニングリールの性能を決める要素にギア比というものがあります。ギア比とは、ハンドルを1回転させるごとの糸巻き量を比率で表したものです。一般的に、ギア比が5後半~6:1あたりがノーマルギア、それよりも低い比率をローギア、高い比率をハイギアとしています。

ギア比が高くなるとハンドル一回転で巻けるラインの量が長くなりますが、ハンドルは重くなります。ギア比が低いと巻き取れる長さは短くなりますが、ハンドルは軽くなります。これはルアーで使うのか、重りを使って投げるのかによっても印象が変わりますが、今から買うのであれば(ギア比の高い)ハイギアをおすすめしておきます。

【4】スプールの溝の深さを確認

出典:Amazon

スプールの溝の深さは「シャロースプール」「ミディアム(ノーマル)スプール」「ディープスプール」の3つに大きく分けることができます。

シャロースプールは溝が浅く、ディープスプールが最も深くなっています。そのためシャロスプールは細いラインを巻くのに対し、ディープスプールは太いラインを巻くのに適しています。

一般的に、シャロースプールはアジング・メバリング・エギングといったPEラインを巻くライトゲームに向いており、太いラインを必要とするオフショアジギングやビッグゲームにはディープスプールが向いています。

「シングルハンド」「ダブルハンド」のメリットとデメリット
【5】ハンドルの種類を選ぶ

スピニングリールのハンドルには「シングルハンドル」と「ダブルハンドル」の2種類があります。それぞれ特徴やメリット・デメリットがありますので、用途に合わせて選んでみてください。

シングルハンドル

出典:Amazon

【メリット】
重量が軽く力を込めやすいのが特徴。クイックレスポンスなど素早い止めや動かしが可能です。

【デメリット】
重心が中心になく、竿を動かすとハンドルノブの自重で勝手にハンドルが回ってしまいます。

ダブルハンドル

出典:Amazon

【メリット】
重心が真ん中にくるため、勝手に巻かれる心配がありません。

【デメリット】
シングルハンドルに比べて重量が重くなります。

海釣り用リールなら
【6】海水対応のものを選ぶ

出典:Amazon

リールには、淡水と海水に適したものがあります。海釣りであれば、海水が入り込まないように隙間を処理して防錆加工が施された海水対応のものがあります。リールを購入する際は、海水に対応しているタイプかどうかを確認しましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)