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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘

キャンプ/釣りライター:中山 一弘

青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。

今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。


夕マズメや夜になると活発に動く魚も多いため、夜釣りをする方も多いでしょう。仕掛けをつくったり、エサをつけたりするのに胸元や手元を照らすライトは必須です。種類もヘッドライト・チェストライト・ランタンなどさまざま。この記事では釣り用ライトの選び方とおすすめ商品を紹介します。

夜釣りに最適!
釣り用ライトの選び方

釣りライターの中山一弘さんに取材をして、釣り用ライトの選び方のポイントを教えていただきました。タイプや明るさをよくチェックすることが大切です。ぜひ釣り用ライト選びの参考にしてください。

ライトの種類で選ぶ

釣りをしているときは手元を照らすだけのもの、移動中は周囲を明るく照らすものが理想です。釣り場で必要なときだけ使うヘッドライトやチェストライトと、車でタックルの準備をするためのランタンなど、用途に適したいくつかの種類のライトを用意するのがベストです。

足場周りを照らすなら「ランタン」

出典:Amazon

ランタンは360度周辺を照らすため、釣り場の足元を照らすときにぴったりです。タックルの準備やベースキャンプで仲間と作戦を練るときなどに便利なアイテムです。また、ほかの釣り人のツールやクーラーボックスが暗くて見えず、足場をとられるリスクも避けられます。

一方、手に持つか置いて使用するため仕掛けを取り換えるなど作業をしながら手元を照らすのには向いていません。一か所にとどまって釣りをするシーンでの使用に向いています。

なお、釣り場のポイント近くでは不用意に海面を照らして魚を逃がしてしまうこともあるので、ほかの釣り人がいる場合は使用を控えましょう。車を停めた駐車場など、ポイントから離れた位置で使うのがマナーです。

使用中に両手を使いたいなら「ヘッドライト」

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頭に装着して使用するヘッドライトタイプのライトは、両手が空いている状態で使えるのがメリットです。ランタンよりも照らせる範囲はせまくなるので、手元や遠い場所など、限られた範囲を照らすのに向いています。

ヘッドライトにはスイッチではなく手のセンサーでオンオフできるものや角度を変えられるものなど、便利な機能があるものもそろっています。

自分が使いやすいと思う機能や明るさのものを選ぶとよいでしょう。

首からぶら下げる「チェストライト(ネックライト)」

出典:Amazon

ヘッドライトは頭に装着するものですが、チェストライト(ネックライト)は首に下げて使用するタイプのライトです。

両手があいて作業しやすいのはヘッドライトと同じですが、頭に固定されていない分、首を振っても照射範囲が変わらないというメリットがあります。

製品によってはヘッドライトにもチェストライトにもなる汎用性の高いモデルもありますので、迷ったらこの手の商品を選ぶとよいでしょう。

明るさをチェック

釣り用ライトは商品によって明るさが異なります。釣り場で使うからこそチェックしておきたい、明るさで選ぶポイントを解説します。

最低でも100ルーメン以上がおすすめ

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釣り用ライトの明るさはルーメンという単位であらわせ、数値が大きければ大きいほど明るいライトになります。

釣り用のライトは明るいものが人気です。ただし、それは釣りをしている最中に照らすためではなく、行き帰りの道中で使うためです。

釣り場でライトが明るすぎると魚が逃げてしまったり、ほかの釣り人の迷惑になったりします。手元を照らす、遠くを照らすなど用途に応じて明るすぎない、必要な明るさのある釣り用ライトを選びましょう。

目安は最低でも100ルーメンはほしいとろです。

明るさ調節ができるものがおすすめ

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釣り用ライトには、明るさの調節や種類を変えられる機能つきのものがあります。遠くを照らすときには強い光にする、魚が集まってきているとき、まわりのほかの釣り人がいるときは明るさをおさえるなど、用途やシーンに応じて使えて便利です。ライトの光によるトラブルもふせげます。

調節機能がついている釣り用ライトは価格が高くなる傾向にありますが、調節機能にも注目してみましょう。

連続点灯時間をチェック

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釣り用ライトは商品によって連続点灯時間が異なります。自分がどのくらいの時間連続使用するかを考えて、連続点灯時間をチェックしておきましょう。

なお、仕掛けを変えるときだけ使うなど、ずっとライトをつけっぱなしにせず都度使用する場合は、連続点灯時間は気にしなくても問題ありません。夜釣りで使うランタンなど、長く使う場合にチェックしておきましょう。

給電方法をチェック

釣り用ライトの電源はおも乾電池式とバッテリーをもちいた充電式の2種類があります。それぞれのメリットデメリットはなんなのでしょうか。

乾電池式:連続で使用できる

乾電池式は電池が切れても交換すれば連続使用ができる点や、最小限の電池だけで駆動させるものが多く、軽くて頭につけても負担が少ない点がメリットです。

ただ、電池代のランニングコストがかかる点や、予備の電池を忘れてしまったらそもそも使用できない点は注意しましょう。

充電式:コストメリット重視

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充電式はリチウムイオン電池などで充電して利用するタイプです。乾電池式に比べるとコストメリットはありますが、そもそもバッテリーを充電したりといった手間が発生してしまう点がデメリットです。

釣り場に電源があることはほとんどないので、充電のし忘れには注意しましょう。なお、乾電池式も充電式も連続点灯時間にはそれほど違いはありませんので、商品の記載を確認して好みで選ぶとよいでしょう。

防水性能の有無をチェック

釣り用ライトは屋外で使用するアイテムです。防水機能があると急な雨のときにも使用できます。防水機能は生活防水か、完全防水か釣り用ライトによって異なります。防水機能がついている場合、どの程度の防水ができるかも合わせて確認しておきましょう。

なお、小雨ではなく大雨になるほどの悪天候になった場合は川や海の増水や大しけとなる可能性があります。釣りを中断するのも重要です。

ヘッドライトは安全も守る

夜釣りをしているとさまざまな危険があります。

夜の堤防などで釣りをしている最中に、背後に人が通るときに、自分の存在を相手に気がついてもらえないととても危険です。また、ヘッドライトを点けずにウェーディングをしているときに、近くを漁船が通り過ぎることもあります。

ヘッドライトのなかには背後に向けて警告灯を照らしてくれるタイプのものもあります。危険度の高い釣り場に通っている人は安全装備の有無もよく確認してください。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)