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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
鮎釣りの一種「友釣り」は、鮎の習性を利用した日本独自の釣りです。利用する鮎竿は競技用の上級モデルから、初心者向けのエントリーモデルまでさまざま。シマノやダイワなどから発売されていますが、一般的なロッドと比べ高価です。そこで本記事では、鮎竿の選び方とおすすめ商品、口コミを紹介します。
鮎釣り・友釣りに!
鮎竿の選び方
ここからは、釣りライターの中山一弘さんへの取材をもとに、鮎竿を選ぶときのポイントをご紹介。鮎竿は決して安い買い物ではないので、しっかりとポイントをおさえてください。ポイントは下記の5つ。
【1】扱える長さの竿
【2】鮎竿の調子
【3】重さは持ち重り感
【4】シマノとダイワ2大メーカーの特徴
【5】コストパフォーマンスで選ぶ
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
鮎の友釣りでは9m程度が一般的!
【1】扱える長さの竿を選ぶ
鮎の友釣りでは9m程度の竿がよく使われます。この長さを最初から扱えそうならよいのですが、「長竿に触れるのがはじめて」という人だとトラブルが多発する可能性があります。
7m、8mでも友釣りはできるので、無理をせず体力と技量に合わせて適切な長さを選ぶのもコツになります。いずれにしても7、8mの竿は支流用として川幅の狭い釣り場で使えるので、将来的に出番がなくなるということもありません。
投資が無駄に終わるということはないので安心してくださいね。
「先調子」「本調子」「胴調子」の3種類
【2】鮎竿の調子で選ぶ
鮎竿には「先調子」「本調子」「胴調子」の3種類があります。調子とは、竿の曲がり方のことです。それぞれ扱いやすさが異なりますので、選ぶときはしっかり確認しましょう。
初心者におすすめなのは「先調子」
竿の先端部分が曲がる竿のことをいいます。別名「7:3」とも呼ばれ、一般的なサイズの鮎を釣るのに適しています。初心者が入門用として選ぶのには最適ですが、先端しか曲がらないため、大物などには対応しづらいでしょう。
不意の大物にも対応できる「本調子」
竿の真ん中まで曲がるのが「本調子」です。別名「6:4」とも呼ばれ、柔軟性と操作性のバランスがよく中級者以上におすすめです。不意の大物にも対応してくれるので、鮎釣りがはじめてでも、釣りの経験者であれば本調子がおすすめです。
大物狙いの上級者には「胴調子」
竿の手元付近まで曲がるのが「胴調子」です。別名「5:5」とも呼ばれ、友釣りの大会やベテランに多く愛用されています。その柔軟性から大物に積極的にトライできます。ただ柔らかすぎて扱いに慣れていないと難しいかもしれません。
一度は持って確かめよう
【3】重さは持ち重り感で選ぶ
鮎竿は一日中手に持って使うことになります。早い瀬や、押しの強い流れのなかでオトリをコントロールするので、竿の重さは疲労度に直結します。
また、軽い竿でも「持ち重り」といって自分にとって重たさを感じるバランスに設定されているケースもあります。一度は店頭などで手に取って、実際に竿を伸ばしてみることをおすすめします。
【4】シマノとダイワ2大メーカーの特徴
シマノの鮎竿は強度が魅力
シマノの鮎竿は「Gクロスプロテクター」といった技術により、強度が高いのに軽量という特徴をもっています。比較的値段の高い鮎竿ですから、丈夫さは魅力的です。鮎釣り初心者からベテランまで豊富なラインナップも取り揃えています。
ダイワの鮎竿は感度が魅力
ダイワは「感性領域設計システムESS」という独自技術で耐久性を強化しつつ、表面加工に「ゼロコーティング」技術を採用することで鮎竿の感度を向上させています。シマノ同様、エントリーモデルから玄人向けのモデルまでラインナップ。
どちらも日本を代表する釣りメーカーですから、何を選んでもまず安心でしょう。
鮎竿は値段が高い?
【5】コストパフォーマンスで選ぶ
鮎竿は驚くほど高価なロッドがラインアップしているので、初心者には敷居が高く感じられると思います。
これは鮎の友釣りが古くから競技として成立していることに起因します。大会では一匹を争う釣りを展開しますから、少しでも軽く、少しでも取り込みやすい竿を求めて、メーカーも釣り人も技を磨いてきました。
結果、大会向けの製品は高価になりますが、鮎の友釣りを楽しむだけなら、コストパフォーマンスモデルで十分対応できます。まずは友釣りの魅力を十分楽しむことを第一に、自分にとって最適な鮎竿を選んでくださいね。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)