JR東日本仙台支社は、石巻線が今年10月で全線開通80周年を迎えることを記念し、記念企画第1弾としてラッピング列車の運転とスタンプラリーを実施する。

  • ラッピング列車の外観イメージ

どちらの企画も、全線開通80周年に先立ち、牡鹿半島や石巻市街地などで開催されるアートと音楽と食をテーマにしたイベント「Reborn-Art Festival2019」の開催に合わせ、イベント初日の8月3日からスタートする。

ラッピング列車は石巻駅近くの商店街にある林屋呉服店3代目でこけし作家の林貴俊氏が作る「石巻こけし」をモチーフに、沿線で働く人の顔や観光、特産品をイメージしたデザイン。車内のポスター掲出スペースも、車体に描いたキャラクターの説明で装飾する。

キハ110系2両編成を使用し、石巻線小牛田~石巻~女川間を運転。運転時刻は往路が小牛田駅9時27分発・石巻駅10時36分発・女川駅11時1分着、復路が女川駅11時9分発・石巻駅11時53分発・小牛田駅12時30分着。これ以外の運転区間・時刻で運転する場合もあるという。2両編成を基本とするが、切り離して他の車両と連結する場合もある。運転期間は2020年3月31日までを予定している。

記念スタンプラリーは8月3日から11月30日まで開催。小牛田駅か石巻駅で台紙を受け取り、駅や沿線の店舗・施設など8カ所に設置したスタンプを3つ以上集めると、開通80周年記念ロゴシールとこけし作家の林貴俊氏がデザインしたキャラクターシールのセットがもらえる。800セット限定のため、なくなり次第終了となる。