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【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター:秡川 寿美礼
設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。
「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。
ラウンジチェアとは、おもにホテルやオフィスのラウンジなどに置かれる1人掛け休息用の椅子(安楽椅子)のこと。単体で使ったりオットマン(足乗せ用ソファー)と組み合わせて使うイスです。本記事では、「ラウンジチェア」の選び方とおすすめの商品を紹介します。
ラウンジチェアとは
ラウンジチェアとは、おもにホテルやオフィスのラウンジ(待合室や休憩室)などに置かれる1人掛け休息用の椅子(安楽椅子)のこと。最近では幅や奥行きが広く、座面が低めのゆったりした姿勢で掛けられる椅子全般をラウンジチェアと呼ぶようになっています。日本では「パーソナルチェア」や「リクライングチェア」とも呼ばれています。
座面がお尻側に傾き背もたれに上半身を預けるようなデザインが多いのは、リラックスするための工夫のひとつ。座面や背もたれのクッション性、大き目な座面やアームレストなど、通常のチェアにはない仕掛けがたくさん取り入れられています。
ラウンジチェアの選び方
それでは、ラウンジチェアの基本的な選び方を見ていきましょう。
【1】座面の広さと奥行き
【2】アームレストがあるか
【3】オプション機能
【4】素材
【5】デザイン
上記のポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】座面の広さと奥行きをチェック
ラウンジチェアの特徴のひとつが、座面が広いこと。一般的な椅子よりも座面が広く作られているため、座ったとき窮屈感がなく、ゆったりと座ることができます。
そのため、ラウンジチェアを選ぶときには座面の広さに注目し、なるべく広めのチェアを選びましょう。また、奥行きがあると深く座れ、上半身を背もたれに預けやすくなるため、奥行きの長さにも注目してみてください。
【2】アームレストがあるかチェック
アームレストは、手をかけることで自然な体勢を作り出し、ゆったりとした姿勢で座れるパーツ。そこで、座ったときの自分の手の高さに合い、無理なく活用できるものを選びましょう。
ただし、アームレストがあるとチェストのサイドが高くなってしまうため、窮屈感を覚えやすくなります。アームレストの高さに加え、座面の横幅とのバランスをチェックしておきましょう。
【3】オプション機能をチェック
ラウンジチェアの機能性を高めるオプション機能やパーツに注目し、より快適に座れるチェアを手に入れましょう。
リクライニング・フットレスト付きなら昼寝もできる
フットレストは、アームレストのように足を置いておけるパーツのこと。リクライニング機能によって足を浮かせることで、座っているのに寝ているような快適さを堪能できます。
ただ、リクライニング・フットレストは足を前に出すため、ある程度のスペースが必要です。とくに背もたれを同時に動かすと後ろにもスペースが必要になるため、事前に設置場所を考えておきましょう。
オットマン付きならより快適に過ごせる
オットマンは、フットレストと同じように足を置いておけるアイテム。チェアとつなげて使うことで、床でくつろいでいるような感覚を楽しめます。
また、オットマンに座ることもできるため、簡易的な椅子としても使用可能。ただし、オットマンの耐荷重によっては座れないものもあるので、購入前にどのように使えるのかをチェックしておきましょう。
【4】素材をチェック
ラウンジチェアは、座面が広かったり背もたれが高かったりと、一般的な椅子よりもサイズが大きく存在感があります。使われている素材も本革やファブリックなどさまざまなので、部屋の雰囲気に合う素材を選ぶことが大切。
たとえば、ナチュラルで親しみやすいデザインに揃えたいならファブリック、高級感を出したいならレザーなど、素材にもこだわってみましょう。
【5】デザインをチェック
ラウンジチェアは、使われる素材だけでなくデザインも豊富。好みのデザインを見つけてお部屋を彩りましょう。
インテリアにこだわりたいなら「デザイナーズチェア」がおすすめ
ラウンジチェアは、ひとり掛けの椅子だからこそ、自分にぴったりの一脚を見つけたいもの。そのためには、さまざまなラウンジチェアを座り比べるとよいでしょう。ただ、ショールームめぐりする時間もないし、どこから探したらよいのか見当がつかないという方も多いはず。
そんな方におすすめしたいのが、デザインのよさや座り心地が長年に渡って支持されているデザイナーズチェアのなかから選ぶこと。意匠権が切れたオリジナルデザインをもとに復刻生産したリプロダクト家具(ジェネリック家具)も手ごろな価格でネットで購入できるようになっているので、おすすめです。
リプロダクト品なら置く場所にあった色・材質から選べる
リプロダクト品とは、有名なデザイナーが作った家具の意匠権の期限が切れたあとに、別のメーカーなどが正規品に近いかたちで再現をして作られた商品のことをいいます。
正規品よりも色や材質の選択肢が豊富に用意されている傾向にあり、価格もリーズナブルなものが多いです。そのため、「デザイナーズチェアは斬新すぎて自宅のインテリアに合わないかも……」「安い価格で正規品に近いデザインのものがほしい」という方におすすめ。置きたい場所の内装材や色に合わせて、ラウンジチェアの色や材質を選びましょう。
有名メーカー・ブランドの特徴
「種類がたくさんあって、どれを選べばいいか迷ってしまう」という方は、ブランドで選ぶのもひとつの手です。ここでは、ラウンジチェアを取り扱っているブランドの中でも、特におすすめのブランドをいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。
LOWYA(ロウヤ)
カラフルな色使いと木目のやさしい雰囲気が魅力の「LOWYA(ロウヤ)」。北欧風のナチュラルなテスストのアイテムが豊富で、部屋の雰囲気をおしゃれに仕上げてくれます。
ラウンジチェアにもこうした特徴が活かされており、リビングなどに置いていても生活感がないのが魅力。部屋のコーディネートにこだわる人は、LOWYAのラウンジチェアを忘れずにチェックしましょう。
HermanMiller(ハーマンミラー)
先進的なデザインが魅力のブランド「HermanMiller(ハーマンミラー)」。オフィスから家庭まで、さまざまな場面で使われており、デザインも座り心地もよいことから人気を集めています。
ハーマンミラーのラウンジチェアは、個性的なデザインのものも多く、座っていないときでも魅力的。どんなときもおしゃれさと座り心地をこだわりたい人に向いているブランドです。
カリモク家具
木や革など、天然素材と熟練の技術で作られた質の高い家具が人気の「カリモク家具」。オーダーメイドにも対応しており、自分の好みを追求できるのが魅力です。
カリモク家具のラウンジチェアは、座り心地だけでなく座っている姿勢にもこだわっているのがポイント。無理な姿勢にならないことで体への負担を軽減し、よりリラックスできるラウンジチェアが手に入ります。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)