経営陣が刷新されなければ吉本興業を辞めると表明していたお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が26日、日本テレビ系情報番組『スッキリ』(毎週月~金8:00~10:25)に生出演し、所属する吉本興業が、契約やギャラの見直しなどを検討するアドバイザリー委員会の設置を発表したことについてコメント。また、自身の退社発言により騒動が拡大したことを謝罪した。

加藤浩次

雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮らによる反社会的勢力との闇営業問題を発端とする騒動の渦中にある吉本興業。加藤は、アドバイザリー委員会の設置に「第一歩」とコメントし、「僕自身は亮くん、宮迫さんの会見を見て、ここまでの流れになったのはやっぱり会社に問題があるんじゃないか、そういう意味で、社長、会長が続くんだったら僕は辞めるという発言をしたんですけど、ここがどう変わるのかは僕も考えなきゃいけないし、みんなで考えないといけないと思う」と話した。

そして、「社員の方、芸人の方たちも、別に変わらなくてもいいという方もいる。いろんな意見がある。そういったものを考慮しながらどういう形になるのかはたぶん時間がかかると思う。僕も意見できるんだったらさせてもらいますし、そこの形がどうなるのかは見届けたい」とコメント。「僕がこういうことを発言して、事が大きくなってることはお詫びし謝罪をしたい。ここまで大きくなってしまってるというのは…」と謝罪もし、「ただ、会社が良い方向に向かうってことは僕も本当にそこは賛成なんです」と語った。

また、「大崎会長、岡本社長が辞めないと僕は辞めるという発言した。その思いっていうのは本当にそう思っていて言っていますから、覚悟して言っています」と改めて説明。「でも、吉本が変わんなくてもいいとか、俺は出ていくから全然関係ないということは思ってない」とし、「どういう風に変わっていくのか見届けて、意見できるときにはしていきたい。いろんな芸人さんもみんなそうだと思う。吉本が良くなる方向に向かっていくべきというのは変わらないと思う」との考えを示した。

さらに、今回明るみに出たさまざまな問題に関し、「ちゃんとやるためには時間がかかる。そこは吉本の人も焦らないでいただきたいし、しっかり契約を全部作った上で、吉本興業はこういう会社になるんだ、芸人にあんな思いをさせて勝手に個人で会見を開かせるような会社ではないんだという形作り、そこをしっかりしてもらいたいと思います」と求めた。