JR東日本仙台支社は25日、仙台空港アクセス線の日中時間帯における輸送力を増やすと発表した。2020年度上期をめどに実施する予定で、2両編成で運転している日中時間帯の列車の一部を4両編成に変更する。
仙台空港アクセス線は、仙台空港駅と仙台駅を結ぶ17.5kmの路線。現在は計7編成(1編成=2両)で運用され、うち4編成をJR東日本、残り3編成を仙台空港鉄道が保有する。
2007年3月に開業して以来、徐々に利用者数が伸びており、2018年度は平均して1日約5,000人が利用した。今年度は4月に沿線で大型商業施設の増床リニューアルがあった影響もあり、さらに利用者が増えているという。現在は朝夕時間帯のみ4両編成、日中時間帯は2両編成で運転している。
仙台支社は今回、「仙台空港アクセス線用に車両の捻出を検討し、日中時間帯に2両編成で運転している一部の列車を4両編成で運転します」と発表しており、仙台空港アクセス線で運用される車両の数を増やす方針を明らかにした。詳細な列車ダイヤなどは決まり次第、発表される。