オリンピックまでちょうど1年前となった7月24日、東京国際フォーラムにて「東京2020オリンピック1年前セレモニー」が開催された。ゲストに女優・石原さとみさんや、お笑い芸人・サンドウィッチマンの2人が登場。2020大会で使用するオリンピックメダルも初披露された。
セレモニーには、来賓として安倍首相やトーマス・バッハIOC会長らが参加。オリンピック関係者や各国の大使、都内の中高生や東北3県の小中学生など約4,000人を招待した。
オープニングパフォーマンスでは、津軽三味線奏者・吉田兄弟と北京オリンピック新体操代表・坪井保菜美選手による高速追従プロジェクションマッピングを披露。会場の空気を温めた。
招待状手交では、森喜朗東京2020組織委員会会長と小池百合子東京都知事、安倍晋三首相がそれぞれ挨拶を行い、トーマス・バッハIOC会長が東京2020大会の招待状を各国のオリンピック委員会代表に手渡した。
続いて、聖火ランナーの募集PRが行われ、聖火リレー公式アンバサダーの野村忠宏さん、田口亜紀さん、石原さとみさん、サンドウィッチマンの2人がステージに登場。締め切りまで残り1ヶ月となったランナー募集について説明した。石原さんは「改めて、戦争のない平和な国だからこそできるイベントだなと、私自身はすごく思います」とコメント。「聖火を体感して、記憶に残る誇りになる時間を過ごしてもらえれば」と参加を呼びかけた。
イベントでは、東京2020大会で選手たちに付与されるメダルのデザイン発表も。女子サッカーの澤穂希選手、カヌースラロームの羽根田卓也選手、ウエイトリフティングの三宅宏実選手、NBAプレイヤーの渡邊雄太選手が登場し披露された。
メダルのコンセプトはアスリートの栄光の部分だけではなく、勝利に至る日々の努力があることに注目し、原石を磨くようなイメージで、光と輝きをイメージしているという。重量は金が約556g、銀メダルは約550g、銅メダルは約450gとなっている。
そのほか、東京スカパラダイスオーケストラの演奏や、吉田兄弟とのコラボも披露され、会場は大きな盛り上げを見せていた。