米Microsoftが、ブラウザで使用するWebバージョンのOffice「Office Online」の名称を「Office」に変更した。Word OnlineやExcel Onlineなど、Office OnlineのWebアプリからも"Online"が省かれ、「Word」「Excel」が正式名称になる。Office Onlineは「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「Sway」「メール」「People」「予定表」「OneDrive」などを含む。
Officeには「Office 365」や「Office 2019」といったサブブランドがある。Microsoftは、Officeユーザーが同社のプラットフォームだけではなく、様々な環境からアクセスできるマルチプラットフォーム化を進めている。そのため、Office Onlineのように特定のプラットフォームを示すサブブランド名は適切ではなくなったと判断した。
「Office for Windows」「Office for Mac」「Office for iOS」と同様、使用環境を言い表すために今後も「Office for the web」と呼ぶことはあるが、「...for the web」はサブブランド名ではないので、他の表現を使う可能性もある。Web版のOfficeを言い表す際には、「Office on the web」や「Office in a browser」など、伝わりやすいと思う表現を自由に使うように呼びかけている。
なお、今回の名称変更はOfficeアプリのみで、「Exchange Online」「SharePoint Online」「Project Online」「Office Online Server」といったオンラインサーバー製品には引き続き"Online"を用いる。