JR東海は24日、同社浜松工場で開催する「新幹線なるほど発見デー」について発表した。今年は10月5・6日に開催し、昨年に続いてN700S確認試験車を公開するほか、2020年春に引退予定の700系にまつわるイベントも実施する。
「新幹線なるほど発見デー」で行われるイベントのうち、多数の参加希望者が見込まれるものは事前申込み制となる。申込み方法はJR東海の「新幹線なるほど発見デー」サイトで確認できる。
申込みが必要なイベントと募集人数は、2020年春に引退を控える700系の前頭部に特別な装飾を施して登場する「ありがとう700系! 記念撮影&課外授業」が100組400名、「ドクターイエロー」の車内を見学できるツアー形式の「ガイド編」が210組840名、架線を確認するための観測ドームのみを見学する「観測ドーム編」が36組144名、運転士の帽子を被って記念撮影ができる運転台見学が350組1,400名など。
その他、工場のリニューアルで新しく導入された先頭車研ぎロボットの実演や、保守用車両等の展示・実演、N700S確認試験車の展示など、事前申込みが不要な展示やイベントも用意されている。
「新幹線なるほど発見デー」の開催に合わせ、東京駅を出発して列車に乗車したまま浜松工場へ入場できる団体専用臨時列車の運転も実施。営業列車では通ることのできない浜松駅の先(豊橋方)から浜松工場につながる線路を通過するほか、列車の中から東海道新幹線唯一の踏切を通過する様子も見られる。
「新幹線なるほど発見デー」は10月5・6日の10~15時に開催(最終入場受付14時30分)。入場は無料。駐車場や駐輪場はないため、公共交通機関での来場を呼びかけている。浜松駅付近の「アクトシティ前」「遠鉄百貨店前」から無料シャトルバスが運行される。