ベンキュージャパンは7月24日、写真・映像編集向けの27型液晶ディスプレイ「SW270C」を発表した。店頭予想価格は100,000円前後(税込)で、8月8日より発売する。

  • ベンキュージャパンの写真・映像編集向け27型液晶ディスプレイ「SW270C」

同社の「AQCOLOR」シリーズの最新モデル。正確な色表現が可能で、Adobe RGB 99%、DCI-P3 / Display P3 97%、Rec.709 / sRGB 100%と、色域を幅広くカバーする。16bit LUT(ルックアップテーブル)の進化により、10bitの色深度を活かした豊かな階調表現も可能。

解像度は2,560×1,440ドット(WQHD)で、IPS方式の液晶パネルを採用。HDR10や、映画編集に最適な1080/24Pプレイバックに対応する。表示モードにはモノクロモードが用意されており、3種類のプリセットを収録。効果をプレビューしながらモノクロへの調整が行える。

ディスプレイ内部の画像処理チップを使うことで、ハードウェアキャリブレーションにも対応する。対応するキャリブレータは、X-Rite i1 Display Pro / i1 Pro / i1 Pro 2 / i1 Studio / Datacolor Spyder 4 / Spyder 5など。キャリブレーションソフトには、X-Riteと共同開発した「Palette Master Element」を無料で提供する。

  • 遮光フードが付属する

OSDコントローラー「ホットキーパック G2」を標準で同梱しており、切り替えボタンによって各色域を切り替え可能。ボタンの機能はカスタマイズできるので、好きな機能を割り当てることもできる。

主な仕様は、視野角が上下 / 左右ともに178度、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(DCR時20,000,000:1)、応答速度が通常14ms、GTG時5ms。映像入力インタフェースは、HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C×1。

スタンドの調整角度は、チルトが上-5度/下20度、スイーベルが左右45度、150mmの高さ調整とピボットも可能。VESAマウント100mmに対応し、本体サイズはW626×D334.8×H504.5~614.3mm、重さは約9.5kg。