東京・有楽町の東京国際フォーラムで24日、「東京2020オリンピック1年前セレモニー」が行われ、東京2020オリンピックのメダルデザインがお披露目された。

  • 東京2020オリンピックのメダルデザインお披露目(うら面)

メダルは、アスリートの勝利に至るまでの日々の努力に注目し、原石を磨くようなイメージで、光や輝きをテーマに。無数の光を集めて反射させ、この光はアスリートや周りで支えている人たちのエネルギーを象徴している。そして、スポーツで競い合い、頑張っている人が称えられる世界になってほしいという思いを込めて、多様性を示すさまざまな輝きをもたらすデザインとなっている。さらに、輝きの部分は、世界中の人々が手をつないでいる様子もイメージしている。

デザインを手掛けた川西純市氏は「オリンピックを目指し、挑戦し続けるアスリートの努力と栄光、世界の平和を、輝く光の環で表現したいと思い、こういうデザインを考えました。それぞれ多様性を認め合って、1つの輪になれるような世界を表現したいと思いました」とメダルに込めた思いを伝え、「東京2020の舞台でアスリートが頂点に立って、このメダルを胸に輝く日を心から楽しみにしております」と語った。

  • 東京2020オリンピックのメダルデザイン(おもて面) (C)Tokyo 2020

なお、メダルのアンベール式には、川西氏のほか、文化庁長官、東京2020大会入賞メダルデザインコンペティション審査会座長の宮田亮平氏、さらに、女子サッカー ロンドン大会銀メダルの澤穂希、カヌースラローム リオデジャネイロ大会銅メダルの羽根田卓也、ウエイトリフティング ロンドン大会銀メダル・リオデジャネイロ大会銅メダルの三宅宏実、バスケットボール NBAプレイヤーの渡邊雄太が参加した。