俳優のディーン・フジオカが、10月スタートのフジテレビ系ドラマ『シャーロック』(毎週月曜21:00~)で、月9初出演にして主演を果たすことが23日、分かった。こちらも月9初出演となるEXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典とタッグを組む。
このドラマは、世界的ミステリー小説『シャーロック・ホームズ』が原作。名探偵・シャーロックと医師・ワトソンがバディを組んで難事件を解決していく古典ミステリーの傑作を、オリンピックを翌年に控える“令和の東京”を舞台を移し、唐沢寿明版『白い巨塔』、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の井上由美子脚本&西谷弘監督コンビで描く。
ディーンが演じるのは、フリーランスの犯罪コンサルタント・シャーロック。学生時代からさまざまな不可解な事件や事象の謎を解いてきた天才である一方、一歩間違えば自身も犯罪者になりかねないという“犯罪衝動”を抱えた危険な男でもあるという役柄だ。
一方の岩田が演じるのは、シャーロックの相棒・ワトソン。都内の病院に勤務する精神科医で、冷静かつスマートな常識人だが、バディを組むことになるシャーロックとはある事件を通じて知り合い、初めこそ「横柄で失礼なヤツだ」とネガティブな印象を持つものの、人たらしの態度に次第に心地よさを感じるようになり、ついには同居生活を送ることになる。
『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』『レ・ミゼラブル 終わりなき旅路』に続き、古典文学を原作にした作品に挑むディーンは「こんなにも古典文学に縁のある役者人生になるとは…。芝居を続けてくることができて本当に良かったと、改めて思いました」とコメント。また、「原作のシャーロック・ホームズから受け継ぐべき部分はしっかりと受け継ぎ、このチームでしか作り得ない新しい探偵シャーロックの物語とそのキャラクター像を生み出したいです」と意気込む。
また、岩田について「とバディを組み、令和元年10月クールの月9で難解な事件を解決していく。この企画に僕が一番ワクワクしているかもしれません。現場でお会いするのが今から楽しみです」と期待を寄せる。
その岩田は、ディーンについて「いつもテレビ等でお見かけする印象は知的で多才で魅力的な方だと思っているので、これから現場でたくさんお話させていただくのが楽しみです」とコメント。スマートな仮面をかぶった医師“ワトソン”を演じることについて、「医師役は初めてです。原作の中でもシャーロックとワトソンは対照的なキャラクターだと思いますが、シャーロックを演じるディーンさんと最高のバディになれたらなと思います」と抱負を語った。
『モンテ・クリスト伯』『レ・ミゼラブル』に続き、ディーンを起用した太田大プロデューサーは「2作続けて古典原作のドラマでご一緒し、古典を現代日本に置き換えることの一筋縄ではいかない難しさと、だからこその楽しさとその先にある趣を分かち合えたと僭越(せんえつ)ながら感じ、再び新たなチャレンジをさせていただきたいと考えました。今回の“シャーロック”は、これまでディーンさんが演じてこられた役柄の中でも、最も強烈で難解、そして色気のあるキャラクターになると思います。世界で最新の“シャーロック・ホームズ”の誕生を楽しみにしています」と期待。
そして、岩田の起用については、「“ワトソン”という常識人でありながらも、どこか“シャーロック”の冒険心に共鳴するような少年の心を持つ医師を演じていただく方として、また、ディーンさんと並んだ時の画力に最も爆発力を持つ方として、やんちゃさ・知性・美しさ、全てを持ち合わせる岩田さんにお願いしたいと考えオファーさせていただきました。この秋、最も画になる2人組に、ぜひご期待ください」と語っている。