国際ビジネスコミュニケーション協会は7月23日、「英語学習の実態と意欲」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年6月27~28日、調査対象は東京都および政令指定都市に居住する20~50代のビジネスパーソン(会社経営者・正社員、公務員、団体社員)で、有効回答は500人。
英語が好きか尋ねたところ、53.6%が「好き(どちらかと言えば含む)」と回答。一方、英語が得意かとの問いには、69.0%が「苦手(どちらかと言えば含む)」と答えた。
現在、英語を学習している人は19.2%。英語の学習方法は、「YouTubeなどの動画を観る」が44.8%と最も多く、次いで「教材・テキスト本を購入して学習する」が39.6%、「英語/英会話スクールに通う」が35.4%となった。
英語を学習している理由を聞くと、「海外旅行で現地の方とコミュニケーションを取りたいから」が70.8%で最多。以下、「キャリアアップ・転職活動のため」が55.2%、「国内で訪日外国人の方とコミュニケーションを取りたいから」が49.0%と続いたほか、「オリンピック・パラリンピックなど国際的なイベントのボランティアに参加するため」という人も21.9%いた。
1週間の英語学習時間は、「2時間未満」が計51.1%。一方、理想の学習時間は、「3時間以上」が計63.6%に上った。年代別に1週間の学習時間をみると、50代が最も長く、2時間以上学習している割合は、20代43.8%、30代55.2%、40代31.8%、50代76.9%となった。