東京ガスとJR東日本は19日、東京都、国、東京2020組織委員会が推進する「2020TDM推進プロジェクト」の主旨に賛同し、東京2020大会1年前を契機として、浜松町駅における鉄道混雑緩和に向けた取組みを推進すると発表した。

  • 東京ガスとJR東日本が浜松町駅の鉄道混雑緩和に向けた取組みを推進

東京2020大会では、観戦者の移動手段として鉄道が多く利用されることが想定され、都市活動の安定を図りつつ、安全で円滑な観客輸送を実現するために「一般利用者の需要分散・抑制」を図ることが求められている。

そこで東京ガスとJR東日本が連携し、浜松町駅を利用する近隣企業・乗客にスムーズビズ(テレワークや「時差Biz」など)への協力を呼びかけ、東京2020大会の開催1年前となる7月24日に鉄道混雑緩和の取組みを行う。両社はJR東日本が今回の取組みの目安としている「8時台の10%程度の混雑緩和」に向けた効果検証も行う。

浜松町駅は競技会場への移動や羽田空港から都心にアクセスする際の主要な乗換駅であり、「2020TDM推進プロジェクト」において東京2020大会期間中に平常時と同程度のサービスレベルの維持と安全で円滑な運行の実現に向けた重点取組み地区のひとつに指定されている。大会開催時には大井ホッケー競技場へ観戦に向かう乗客の乗換え利用が想定され、とくに8時台のさらなる混雑が見込まれている。

東京ガスとJR東日本は、東京2020大会のオフィシャルパートナーとして、大会期間中の鉄道混雑緩和と円滑な大会運営に貢献するとともに、今回の取組みを契機に、従業員がいきいきと働ける環境整備をはじめとした働き方改革にも取り組むとしている。