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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
この記事では、レインポンチョの選び方とおすすめ商品をご紹介。普段使いにぴったりのレインポンチョから、アウトドアにおすすめ、自転車に乗りやすいレインポンチョなど、幅広くセレクトしていますので、ぜひ参考にしてください。
いろいろな用途に使える
レインポンチョがおしゃれで便利!
レインポンチョとは、脱ぎ着がかんたんで急な雨にもすぐに対応できる頭からかぶれるタイプのレインウェアです。また、身体に対してゆとりのあるつくりをしているので、リュックやショルダーバッグをかけたままでも着ることができ荷物を守れます。ゆとりのあるつくりにより、風通しもいいのでポンチョの中がムレにくく、アクティブに動きやすいのもポイント。足が動きやすいので、自転車に乗るときなども便利です。
上半身だけ、長くてもひざくらいまでのものが多いため、足は濡れやすくなってしまうのがデメリット。そんなときは、レインブーツやレインパンツと合わせれば全身を雨から守ることができますよ。
レインコートとポンチョの違い
レインコートは、袖もフードもあり、洋服のコートのように羽織るタイプです。一方レインポンチョは、フードはありますが袖はなく、布の真ん中に開いた穴から頭を出して着用するもの。ゆったり着用でき、リュックなども一緒に雨から守ることができます。
登山やフェスなどアウトドアや自転車通勤に!
レインポンチョの選び方
それでは、レインポンチョの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】用途にあわせて選ぼう
【2】性能をチェック
【3】ポケット付きのレインポンチョは身軽に動ける
【4】収納袋がついているものが便利
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】用途にあわせて選ぼう
野外フェスやキャンプ、登山などのアウトドアや、バイクや自転車通勤、子供の保育園や幼稚園の送り迎えなど、さまざまなシーンで使えるレインポンチョ。用途にあわせて選びましょう。
▼普段使いならシンプルで使いやすいものを
ちょっとした買い物やお出かけ、通勤など、普段の雨用ポンチョを探している方は、どんな服装にもあわせやすいシンプルなデザインのものを選ぶといいでしょう。短時間の着用であれば、性能はそこまで重視しなくても大丈夫です。
▼フェスなどのアウトドアでは動きやすく快適なものを
アウトドアシーンでは、身体を動かすことも多いため、動きやすいレインポンチョを選びましょう。視界が遮られない工夫がされているフード付きなど、機能も要チェックです。また、せっかくのイベントはおしゃれしたいもの。気に入りデザインで選ぶのもいいですし。多くの人が集まる場面では、仲間とはぐれないように目立つデザインのものを選ぶのもおすすめです。
▼バイクや自転車では裾がまくれないものを
バイクや自転車に乗るときに使用する場合は、裾がまくれあがってしまうとズボンが濡れてしまうことも。まくれあがるのを防ぐつくりのものを選ぶとよいでしょう。なかには、リュックを背負ったままで荷物も守れるものや、自転車の前かごまで覆うことができるアイテムもあります。
また、レインポンチョとあわせて足元をカバーするレインパンツを着用するのもおすすめです。
【2】性能をチェック
防水性だけでなく、耐水性や通気性などの性能もチェックしましょう。
▼「撥水」と「防水」は機能が違う
レインポンチョを探すときに、よく見る「撥水」と「防水」という機能。これらは同じように見えて機能が異なります。まず、「撥水」は雨をはじく機能で、生地の表面を水滴がコロコロと転がり落ちるため、水滴が生地に残りにくいというもの。普段使いには撥水機能でもじゅうぶんで、着用後も軽く振れば雨を落とすことができます。
一方防水機能は、水の侵入を防ぐというもの。「耐水圧」という数値で表され、なかには台風並みの大雨にも耐えられるものもあります。長時間の着用やアウトドアで使うなら、防水機能付きがおすすめです。なお、有名な「ゴアテックス」素材は、完全防水です。
▼防水性をみるなら「耐水圧」をチェック
「耐水圧」は、生地がどれくらいの水圧まで耐えられるかと数値化したもので、「300mmH2O」という表記で表されます。数値が高いほど、より水に耐える力が強いです。
目安として、大雨に耐えられるのが「10,000mmH2O」、嵐に耐えられるのが「20,000mmH2O」とされています。ふだん用であれば、そこまでに気にする必要はありませんが、アウトドアなど長時間の着用が想定されるシーンでは、10,000mmH2O以上を選ぶとよいでしょう。
▼「透湿性」の数値が高いと蒸れずに快適
レインポンチョの蒸れが気になるという人もいるでしょう。ポンチョ内が蒸れないよう、内部の水蒸気を外に逃がす働きをするのが「透湿性」です。内部の蒸れを防ぐと同時に、汗によってからだが冷えるのを防いでくれます。
透湿性の単位は、g/m2/24hrsで表され、数値が大きいほど透湿性が高くなります。たとえば5,000g/m2/24hrsなら、素材1m2あたり、24時間に約5,000gの水分を排出する能力があるということ。
選ぶときは、5,000g/m2/24hrs以上を目安にしてください。アウトドアなどハードな環境で使用する場合は、10,000g/m2/24hrs以上のものを選ぶとよいでしょう。
【3】ポケット付きのレインポンチョは身軽に動ける
必要な荷物だけをポケットに入れて、身軽に動くことができるのがポケット付きのレインポンチョです。野外フェスなどではとくに、大きい荷物を背負ったままでは動き回るのが大変なので、あると便利ですよ。
ポケットの開閉部がフラップになっているものと、ファスナーになっているものがあります。ポケットのファスナーは、水の侵入を防ぐ「止水ファスナー」が使われているものをおすすめします。
【4】収納袋がついているものが便利
万が一の雨に備えてかばんに入れておきたいときには、収納袋がついたレインポンチョを選びましょう。軽量なものも多く、コンパクトになるので、持ち運びに便利です。旅行などのときに、キャリーケースに入れておくのもいいですね。
また、雨が降ってレインポンチョを着用したあと、晴れたときにも収納袋が活躍します。濡れたら乾燥させる必要があるレインポンチョですが、びちょびちょのままだと置き場所に困ってしまうことも。そんなとき、一時的に収納しておくことができます。ただし、入れっぱなしにして忘れないように注意してくださいね。
エキスパートからのアドバイス
レッグガードなどを用意しておくと安心
【エキスパートのコメント】
雨の日が楽しくなるポンチョですが、本降りになってくるとその形状から足元が怪しくなってきます。どうしても裾から雨だれが落ちるので、動いているとズボンがだんだん濡れてきてしまうのです。本降りが予想される日には、ズボンのあるレインウェアを用意しておくか、ポンチョを使いたい場合はレッグガードなどを用意しておくとずいぶんましになります。とはいえ、ポンチョで防ぎきれないような悪天候の日はあまり外に出ていると危険ですから、天候にはじゅうぶんに注意してください。
レインポンチョの人気ブランドは?
レインポンチョは、アウトドアブランドやスポーツブランドなど、さまざまなブランドから販売されています。ここからは人気ブランド・メーカーをいくつかご紹介します。
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
ザ・ノースフェイスは、1968年にアメリカのカリフォルニア州バークレーで創業したメーカー。レインポンチョをはじめ、世界初のドームテント、ダウンパーカの原形ともいえるシェラ・パーカなどさまざまな製品を生み出してきたアウトドア・ブランドです。
レインポンチョもアウトドアに適した、機能性の高い商品を多く販売しているブランドといえます。
mont-bell(モンベル)
モンベルは日本のメーカーで、1975年に大阪市西区で創業したアウトドア用品の会社。アウトドア用品の製造販売以外にも、アウトドアイベントや雑誌も手掛けています。アウトドア用品は、「機能美」と「軽量と迅速」をコンセプトに商品開発をしています。
レインポンチョでは、346gという軽量のポンチョや、子供用のポンチョなども販売しています。
KiU(キウ)
KiUは、「どんな天気でもその場を楽しむこと」というモットーのアウトドアブランドです。アウトドアシーンでも快適かつ、自分らしく過ごせることを目指していて、「大人の外遊び」を応援しています。
社名の「キウ」も日照りが続いた夏に降る恵みの雨の「喜雨」からきています。レインポンチョに関しては、見た目の美しさと機能性を両立した製品を販売しています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)