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【この記事のエキスパート】
DIYアドバイザー/インテリアコーディネーター:嶋﨑 都志子
住宅メーカー、インテリアショップ等の勤務経験を活かし、雑誌・テレビのDIY企画の監修や店舗内装デザイン、展示会のディスプレイ、WEBサイトのライターなどを行っている。DIYユニットTANOKのメンバーとしてイベントの企画・運営も担当。
インテリアとDIYのチカラで、住まいを心地よく、暮らしを楽しくするアドバイスをモットーにしている。
NHK総合テレビ「あさイチ」「ごごナマ」、TBSテレビ「メイドインジャパン」などに出演。著書に「初めてでも自分でできる 住まいの修繕とメンテナンス(成美堂出版)」など。
本記事ではドライバー工具の選び方とおすすめ商品を紹介します。マキタやハイコーキ、ボッシュ、パナソニックといった人気メーカーを中心に、手軽に使える安い手動式や、腕に負担なくDIY作業ができるインパクトドライバーなどの電動式をピックアップしています。
ドライバーの選び方
それでは、ドライバーの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】手動か、電動か
【2】サイズ
【3】柄の素材・形状
【4】軸部分の径
【5】セットかどうか
【6】その他の便利機能
上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】手動か、電動か、チェック
はじめてドライバーを購入するなら、まずは手動式のドライバーを試してみましょう。一般家庭のメンテナンスなら、少し短めの長さ(150~200mm)が使いやすいです。
DIYが趣味の方やねじの締め外し作業が多い方は、電動式が便利です。手動よりもスピーディーで、作業時間の短縮にもなります。
また、電動式にはコード式とコードレスがあります。作業時間や作業場所、コンセントの位置などを想定し最適なものを選びましょう。
【2】サイズをチェック
ドライバーは短いものから長いものまで幅広くあります。
長いものは隙間にあるねじにも届く利点がありますが、全長が長くなるほど、ねじ穴にドライバーの先端を垂直にさすことが不安定になり、保管場所に困ることも。
家庭内でのメンテナンスに使用する場合は、全長が150~200mmくらいの長さのものが邪魔にならず使い勝手もいいと思います。
【3】柄の素材・形状をチェック
グリップの素材が、木か樹脂かという点も使い勝手のよいドライバーを選ぶ際のポイントです。木製のグリップは手になじみやすく、機械油などが付着しても滑りにくく作業しやすいという利点があります。
樹脂製にはハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイプは油汚れが落ちやすく、車やバイクなどのメンテナンスに最適で、ソフトタイプは弾力があり疲れにくいため、長時間作業に向いています。
また、グリップの形状にも注目。ボールグリップは、樹脂素材で球状の丸みがある持ち手のドライバーです。ラウンド型とも呼ばれています。手のひら全体で握ることができ、先端部分に力が入りやすい構造になっています。
ゴム製の突起がついているものは、さらに握りやすく滑りにくいです。
【4】軸部分の径をチェック
プラスドライバーもマイナスドライバーも軸部分の径によって数段階の番手に分けられています。
一般的な家庭で使用する場合は、2番(軸径6mm)のプラスドライバーを選ぶといいでしょう。とくによく使用されている、ねじ頭の直径が6~8mmくらいのねじを扱うのにぴったり。
また、インテリア雑貨や家電によく使われているひとまわり小さなねじには、1番(軸径5mm)のドライバーを使用します。
マイナスドライバーは5.5番(刃幅5.5mm)または6番(刃幅6mm)のドライバーを1本用意しておくと便利。とりあえず、この3本をそろえておけば家庭内のメンテナンスから木工作業まで、たいていの作業をこなすことができます。
【5】セットかどうかチェック
はじめてドライバーを購入する方、新居にドライバーを備えておきたいという方は、セット売りの商品を購入してみましょう。セット商品は、頻度の高いドライバーが厳選されて入っています。電動式ドライバーも、多種類の交換式ビットが付属された商品があります。
使うねじが限定されている場合は、単体売りのなかから、ねじのサイズ、軸の長さなど、用途と作業環境に合ったドライバーを見つけてみてくださいね。
【6】その他の便利機能をチェック
上記で紹介した選ぶポイント以外にも、大切な機能はいくつかあります。ここでは、あるとより嬉しい機能についてご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。
(a)先端のマグネット搭載
ドライバーの先端には通常の金属素材のままのものと、マグネットタイプになっているものがあります。
初心者の方におすすめなのは、マグネットタイプのものです。ねじ穴からはずすときやねじ留めをするさいに、回そうとしているねじをマグネットでキャッチしていてくれるので、ねじをまっすぐ回すことが可能。
また、はずしたねじの落下も防いでくれるので安全に作業ができます。
(b)ラチェットタイプ
スタンダードなドライバーは先端とグリップ部が一体型になっていますので、ねじ頭にドライバーの先端を差しこんでは回す、といった作業を何度も繰り返してねじ留めをします。
ラチェットドライバーは、グリップ部分とドライバーの先端が一体型ではなく、それぞれが回転できるようになっていますので、ねじ頭にドライバーの先端を差しこんだまま手首だけを動かして一方向へドライバーを回して、ねじ留めすることができるという特徴があります。
作業にスピードを要するときや、時間をかけて作業をするのが困難な狭い場所に便利なドライバーです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)