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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
ブラックバス釣りの定番ルアー「クランクベイト」。シャロー・ミディアム・ディープなど攻める層で種類が変わります。また、バス釣りだけでなくトラウト用やハゼ用もあります。この記事では、クランクベイトの選び方とおすすめ商品、ユーザーの口コミを紹介します。
ブラックバス釣りのマストアイテム!
クランクベイトの選び方
それでは、クランクベイトの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】クランクベイトの種類で選ぶ
【2】ボディの形状で選ぶ
【3】リップの形状で選ぶ
【4】カラーで選ぶ
【5】ラトルが入っているかで選ぶ
上記の5つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
潜る深さで使い分ける
【1】クランクベイトの種類で選ぶ
クランクベイトは大きなリップが特徴ですが、この長さやデザインによって、ルアーが潜っていける深さが決まっています。
大きく分けて浅いエリアを狙うためのシャローランナー(SR/シャロークランク)、2m程度までのバスがよく回遊して居着くエリアのミディアムランナー(MR/ミッドクランク/ミディアムクランク)、そして深場を狙うためのディープランナー(DR/ディープクランク)という3つです。
シャローランナー(SR):浅く潜り表層を攻める
シャローランナー(SR)は、シャローレンジに対応しているクランクベイトのことです。潜行深度1m前後のルアーのことを指し、浅く潜るのが特徴的です。小粒のものからファットボディを採用したものまで、さまざまな大きさのクランクベイトがあります。
なお、水面直下を引くのに特化したタイプのことを「サブサーフェイスクランク」や「スーパーシャロークランク」、引き波を立てて泳ぐルアーのことを「ウェイクベイト」と言います。
ミディアムランナー(MR):約2m前後のミドルレンジを狙う
ミディアムランナー(MR)は浅く潜るシャロークランクと、深く潜るディープクランクの中間を泳ぐクランクベイトのことです。はっきりとした潜行深度は決まってはいませんが、おおよそ2m前後のレンジを泳ぐルアーのことを対象としています。
製品によって「MR(ミドルレンジ)」や「MD(ミッド)」と表記される場合もあるので、よくチェックしてみてください。
ディープランナー(DR):3m以上潜り深場を攻略
クランクベイトの3つのタイプのなかで、より深く潜るタイプがディープランナー(DR)です。3~5mラインを泳ぐルアーが主流ですが、商品によっては6mや7m、8m近くまで潜るタイプのクランクベイトもあります。
深く潜るためには、クランクベイトがしっかりしていないといけないため、重量やボディサイズが大きいのが特徴的です。
浮力とアピール性能で使い分ける
【2】ボディの形状で選ぶ
ショップなどで売っているさまざまな形のクランクベイトを見ると、ボディが丸いものと平らなものがあることに気がつきます。ここではこの2つのボディ形状について解説します。
ラウンドタイプ:浮力が強くブルブルと震えながらアピール
ラウンドタイプは丸みを帯びており、ずんぐりむっくりとした体型が特徴的なクランクベイトです。ボディに浮力を持たせることで、障害物に引っかかってもうまく回避することができます。
ぶりぶりと動くロールアクションやブルブルと震えるウォブルアクションが強く、カバーから魚を引っ張り出したいときに使えるタイプです。
フラットサイドタイプ:ヒラヒラと泳ぎ警戒心の高い魚に効果的
フラットサイドタイプは、ラウンドタイプとは対照的に扁平な形が特徴的なクランクベイトです。ヒラヒラ・パタパタと動いて、体高のあるフォルムが採用されています。
ラウンドタイプよりも浮きにくいのでカバー回避能力が劣り、ビチビチと派手なアクションもしません。そのため、警戒心の強い魚に対して効果的です。使いどころをしっかりと見極めて出すとよいでしょう。
【3】リップの形状で選ぶ
クランクベイトはそれぞれに適した形状がありますが、リップも大きくわけて3種類あります。
ラウンドリップ:クランクベイトのスタンダード
ラウンドリップは、リップの先端が楕円のように丸まっているタイプのリップです。シャロー、ミッド、ディープクランクと3つのタイプそれぞれに幅広く採用されており、障害物を弾かないでタイトにトレースできるのが特徴的です。
また、ほかのリップ形状に比べると先端が丸い分、グラスカバーに強いという特徴があります。
スクエアリップ:障害物回避性能が高くカバー攻めに最適
スクエアリップは、角が立っているリップのことです。ミッドやディープよりも、シャロ―クランクに多く採用されることが多いタイプです。シャロ―クランクは、基本的にカバーを攻めるためのルアーなので、障害物回避性能が高いスクエアリップが多く使われます。
また、スクエアリップはリップが幅広いので水の抵抗が大きく、強いワイドウォブルになるのが特徴的です。
コフィンリップ:ラウンドリップとスクエアリップの中間的な性能
スクエアリップの、角が取れているタイプのことをコフィンリップと言います。スクエアリップの障害物回避性能の高さを備え、カバーのなかをなめらかに巻くことができるため、ラウンドリップとスクエアリップの中間的な性能を備えているのが特徴的です。
ただし、ラインナップがそれほど多くはないため、購入するとなるとある程度メーカーは絞られるでしょう。
ナチュラルカラーかチャートカラーか
【4】カラーで選ぶ
【エキスパートのコメント】
クランクベイトはその形状から見てもわかる通り、ブラックバスがいつも食べている小魚に似ているわけではありませんが、カラー選びは基本通り、通常は小魚に似せたナチュラル系のルアーを使い、濁りが強ければチャートを選びます。
また、丸まって逃げるザリガニのように見えるので、実際にザリガニカラーのクランクベイトがよく釣れることは多々あります。繰り返し流しているポイントで、カラーを変えたとたんヒットするということもあるので、カラーローテーションにも気をつけたいところです。ローカルのヒットカラーというのも存在するので地元の釣具店によく釣れる色を聞いてみるのもよいですよ。
音で強力にアピール
【5】ラトルが入っているかで選ぶ
ラトルが入っているクランクベイトは、音が鳴るのでアピール力が高くなるという特徴があります。クランクベイトは、ラトルが入っているものと、入っていないものの2種類がありますので、選ぶときは表記をよくチェックしましょう。
ラトル入りのものは「ラトルイン」、入っていないものは「ノンラトル」や「サイレント」と表記されています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)