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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘

キャンプ/釣りライター:中山 一弘

青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。

今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。


釣りは一年を通じて雨の日でも楽しめる遊び。だからこそ、レインウェア(カッパ)は防寒防水性や防水透湿性(ゴアテックス)の機能を備えた高機能なものがほしいですよね。ここでは釣り用レインウェアのおすすめ商品と選び方を紹介します。ダイワやシマノなど人気ブランドをピックアップ。

防寒防水ウェアと通常のレインウェアの違い

防寒防水ウェアもレインウェアとして使えます。ただし、冬の釣りで、しかも最初から濡れることを前提として釣り場まで着ていくようなときには便利ですが、急な雨に備えるといった用途に使うには大きくてかさばります。

船釣りや磯釣りでは防寒防水ウェアを最初から着ていくことが多くなりますが、それ以外の釣りではアウターの上に着ることができる通常のレインウェアを選ぶ方が幅広く使えます。本記事ではレインウェアのみをご紹介します。

釣り用レインウェアの選び方

ここからは、レインウェアの選び方についてご紹介していきます。ポイントは下記の7つ。

【1】種類
【2】素材
【3】ファスナーカバー付きか
【4】首元が隠れるもの
【5】袖口は二重仕様で幅調整ができるもの
【6】軽量なもの
【7】コンパクトにたためるか

上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】種類で選ぶ

ここでは、レインウェアの種類とそれぞれの特徴について見ていきます。

レインコート

出典:Amazon

丈が長い羽織るタイプのレインウェアです。手軽さがメリットですが、足元が露出するため、長靴を履くなどのケアが必要です。

レインスーツ

出典:Amazon

上下つなぎになっているタイプとジャケットとズボンで分かれたセパレートタイプがあります。全身がスーツで覆われているため、いつ雨が降っても濡れる心配がありません。

「透湿防水素材」「ナイロン」釣りの時間で決める
【2】素材で選ぶ

出典:Amazon

レインウェアの生地は大きく透湿防水素材かナイロンの2種類に分けられます。透湿防水素材は雨のはじきもよく、汗を外へ排出してくれるので快適さが長く続きますが高価です。ナイロンは防水機能はそこそこですが、汗による湿気がこもるので長時間着るのに向いていません。

雨の日でもいつもどおりに釣りがしたいなら透湿防水素材。急な雨をしのぐのに使ったり、短時間釣行の場合にはナイロン。といった具合に、お財布とも相談して購入する製品を選びましょう。

長時間の釣りなら「透湿防水素材」

透湿防水素材のなかでもとくにすぐれた素材として知られるのが「ゴアテックス」。そのゴアテックスでも最上位素材になると、耐水圧(防水性)が45000mm以上(1cm四方あたり45mの水圧まで耐える)・透湿性13500g/m2/24h(24時間に1平方mあたり13.5kgの水蒸気を排出)と、かなりの高性能です。

短時間の釣りなら「ナイロン」「EVA」

高性能のレインウェアは得てしてかさばるもの。そこで、ナイロンやEVE製の廉価なものであれば、薄くて軽量なうえ、価格もお安いです。透湿性こそありませんが、緊急用として携帯するにはもってこいといえます。

各メーカーのオリジナル素材を採用したモデル

ゴアテックスは高価な素材なので手が出ない、そんな方にはアウトドアメーカーや釣り具メーカーが独自に開発した素材を使ったミドルレンジモデルがおすすめです。ダイワ「レインマックス」、シマノ「ドライシールド」などが代表的なメーカーオリジナルの透湿防水素材になります。

【3】ファスナーカバー付きのものを選ぶ

出典:Amazon

ファスナーカバーがあれば、ファスナーから水が浸入したり、釣り糸がファスナーに引っかかったりするのを防ぐことができます。

【4】首元が隠れるものを選ぶ

防寒対策として、首元までしっかり隠れるものであれば、寒さを防ぐことはもちろん首元から濡れてしまうのを防ぐことができます。

【5】袖口は二重仕様で幅調整ができるものを選ぶ

釣り竿を振るときに袖口から水が浸入するのを防ぐため、袖口が二重仕様になったものを選びましょう。また、袖口がマジックテープでしぼれるタイプであればなおよしです。

【6】軽量なものを選ぶ

長時間の釣りであるほど、軽量のレインウェアであるにこしたことはありません。透湿防水性能にすぐれた素材だと、上下で1kgを超えるようなウェアもありますが、機能性は維持しつつもできるだけ軽いものを選ぶようにしましょう。

【7】コンパクトにたためるものを選ぶ

釣り用のレインウェアはいつも持っていく釣り道具の片隅に仕舞っておけるコンパクトに収納できるものがおすすめです。小さくたためないと釣り場に持っていかなくなるので、急な雨のときなどに着用が間に合わないケースも出てきてしまいます。

防水性能や透湿性能に優れた素材も重要ですが、なるべくなら収納時にかさばらずすぐ取り出せ、かつ軽量な小さく折りたためる設計のものがよいでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)