日本財団はこのほど、「東京オリンピック・パラリンピック」をテーマにした18歳意識調査の結果を明らかにした。同調査は6月18日~24日、全国の17歳~19歳男女1,000人を対象に、インターネットで実施したもの。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会を楽しみにしているか尋ねたところ、39.5%が「オリンピックが楽しみ」、27.7%が「オリンピック・パラリンピックの両方とも楽しみ」と答えた。31.5%は「どちらも興味がない」と答えている。
オリンピック・パラリンピックの両方、あるいはいずれか一方が楽しみとした人にその理由を聞くと、「日本でオリンピックが開催されるのは一生に一度」「東京で開催するため、特別感がある」「世界のすごい選手が東京で戦うと思うととても興味がわく」といった意見が寄せられた。
一方、興味がない人の理由としては、「オリンピックの競技で興味ある物が少ないから」「わざわざ見ようとは思わない」「スポーツを見ることに興味がないから」「自分が運動音痴だから」などの声が。
東京2020大会で、式典・競技などで特に関心が高いものを聞くと、オリンピックの1位は「水泳」、2位は「開会式」、3位は「陸上競技」だった。パラリンピックの1位は「車いすバスケットボール」、2位は「開会式」、3位は「車いすテニス」という結果に。
東京2020大会の式典・競技の会場観戦チケットの抽選に申し込んだか尋ねたところ、「申し込んだ」という回答は19.9%だった。一方、東京2020大会のボランティア募集に応募したか聞いてみると、92.0%が「いいえ」と回答しており、応募したのはわずか8.0%であった。
東京2020大会の競技・結果をどの媒体で見るか聞くと、最も多い回答は「TV」(73.1%)だった。2位は「スマートフォン」(25.0%)、3位は「会場で観戦」(13.7%)と続く。
東京2020大会で期待することを尋ねると、「多くのメダル獲得など選手の活躍」という回答が28.6%でトップに。
オリンピック憲章において「文化プログラム開催」が義務付けられていることを知っているか聞くと、88.3%が「いいえ」と答えた。また、文化プログラムとしてどのような企画に力を入れてほしいか尋ねたところ、1位は「音楽」(53.2%)、2位は「食文化」(38.3%)、3位は「アニメ・漫画」(31.6%)との声が寄せられた。
東京2020大会を成功させる上で、備えが必要な課題は何だと思うか尋ねると、1位は「猛暑」(30.4%)、2位は「テロ」(24.1%)、3位は「道路・鉄道の混雑」(20.3%)となった。