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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘

キャンプ/釣りライター:中山 一弘

青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。

今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。


お湯を沸かすのに便利なキャンプ用ケトル。コーヒーを飲む時や調理に役立つキャンプギアです。スノーピークやコールマンをはじめ、焚き火に直火できるタイプなど各メーカーから多数販売されています。ここでは、キャンプ用ケトルの選び方とおすすめ商品を紹介します。

形と素材に注目!
キャンプ用ケトルの選び方

出典:Amazon

キャンプライターの中山一弘さんに、キャンプ用ケトルを選ぶときのポイントを教えてもらいました。

ケトルのタイプから選ぶ

ケトルのタイプはやかんタイプ、縦長タイプ、寸胴タイプの3種類があります。それぞれの特徴を紹介します。

『やかんタイプ』はお湯を早く沸かしたい人へ

出典:Amazon

やかんタイプはイメージの通り底面が広いので火があたる面積が多いのが特徴。その分、お湯を早く沸かしたい人に向いている形です。キャンプ用の夜間ケトルは家庭用よりもサイズが小さいのでコロンとしていて可愛い形が人気です。

『縦長タイプ』は容量が多いので便利

出典:Amazon

コーヒーケトルのような縦長のデザインが特徴です。こちらのタイプは焚き火に対応していることが多く、容量もたっぷり入るので料理やコーヒーなどでたくさんお湯を使う機会があるときに向いています。

『寸胴タイプ』はラーメンも茹でられる

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寸胴の形とお湯の注ぎ口が一体化したタイプです。キャンプで鍋などを持っていくのが億劫な人こそ向いています。クッカーのなかにはインスタント麺がすっぽり収まるタイプもあるので、調理にも使えます。

メリット・デメリットにも注目
素材で選ぶ

『ステンレス』なら焚き火での使用OK

出典:Amazon

熱や衝撃にも強く、汚れても落としやすいとなればステンレスが最適です。

軽量なので、ハンガー(焚火の中にケトルなどを吊るすアイテム)への負担も小さく、取り回しもしやすいです。煤汚れを嫌う場合でも、スチールウールなどで洗えばすぐに落とせます。

『銅』は熱伝導率が高い! 焚き火での使用もOK

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やや高価になりますが「銅」もステンレスと似たような性質をもっています。また、使いこむにつれて風合いが出てくるので愛着もわいてくるでしょう。

銅は熱伝導率が優れているので、他の素材と比べて温まるのが早いのでとても効率的です。ただし、銅はキズが付きやすいのでお手入れが少々大変かもしれません。

『アルミ』は軽量! ガスコンロでの使用OK

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軽量で熱伝導率がいいアルミ素材。かさばるキャンプ道具の強い味方です。手頃な価格で手に入る商品も多いので、キャンプ初心者にもおすすめ。

ただし、ステンレスや銅に比べてキズがつきやすかったり、耐久性も弱いので直火や焚火にはむかない素材かもしれません。

『ホーロー』はアウトドアには不向き

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ホーローは見た目がかわいいのでキャンプのときにあると映えます。直火はできますが焚火はできません。コンロなどでお湯を沸かしてコーヒーなどを飲むときにあると便利です。しかし、割れやすい素材で重いので、キャンプ道具を運んでいる最中に割れるのを防ぐ必要があるでしょう。足場の悪いキャンプ場では使い勝手が悪いかもしれません。

使用目的に合わせてサイズを選ぶ

キャンプ飯にお湯をよく使うのか? ソロキャンプが多いのか?などで必要なケトルの大きさは変わってきます。キャンプスタイルをよく考えることが大切です。

調理用なら1リットル以上の大きめサイズが便利

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調理するときにお湯を使う機会は多いと思います。水場まで汲みに行くのもなかなかキャンプ場では大変です。容量が大きいケトルなら、そんな手間もかかりません。しかし容量が大きい分お湯が沸くのに時間がかかります。また人数によってサイズが大きいほうが便利なことがあります。何人でキャンプに行くことが多いのか? またキャンプ飯は何を作るのか? など事前に整理してから準備しましょう。

コーヒーの湯沸かし用なら1リットル以下の小型サイズで十分

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1リットル以下のケトルはソロキャンプの時用に準備しておくととても便利です。1リットルといえども、コップ1杯200ミリ程度と考えると、5杯分も作れます。カップラーメンなどキャンプ飯にお湯を使う機会がないキャンパーにおすすめのサイズです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)