吉本興業所属のお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が22日、日本テレビ系情報番組『スッキリ』(毎週月~金8:00~10:25)に生出演し、反社会的勢力との闇営業問題で吉本興業から契約解除された雨上がり決死隊の宮迫博之と、謹慎中のロンドンブーツ1号2号の田村亮が20日に行った謝罪会見について言及。経営側の全面刷新を求め、ダウンタウンの松本人志に対して「新しい会社を松本さん中心につくっていただきたい」と呼びかけた。

加藤浩次

加藤は「悲しくてつらかった。それとともに会社に対しての怒りも覚えました。こんなとこまで追い込んでしまったんだって。憤りと怒りを感じています」と会見の感想をコメント。2人が会社に謝罪会見をさせてほしいと何度もお願いするも受け入れられず、最終的に「引退会見か契約解除」の2択を迫られたことに、「おぞましい」と言い、「今の社長、会長の体制が続くんだったら僕は吉本興業を辞める」と大崎洋会長や岡本昭彦社長ら経営陣の刷新を求めた。

また、松本が21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)で「大崎さんがいなくなったら僕は(吉本を)辞めます」と発言したことに触れ、「大先輩に対して僕が口をきくのはおこがましい話かもしれないですけど、松本さんにとっては、ずっと一緒にやってきて大崎さんは同志だと思う。松本さんの気持ちはすごいわかる。でも松本さん、後輩ながら言わせていただきますけど、会社のトップなんです。みんなつらい思いをしてて会社のトップが責任を取れない会社って機能してるのかな」と意見。

「たぶん松本さんの優しさから、今まで世話になってきて一緒に東京で頑張ってきた。吉本興業が東京でここまで大きくなれたのはダウンタウンさんのおかげです。さんまさんもいます。一緒にやってきたっていう気持ちはわかります」と理解を示しつつ、「そういう松本さんに意見するのは本当につらくてしんどいですけど、松本さんのマネジャーではなく会社のトップで、社員の家族もいる、若手芸人の家族、そして生活があるんです。そうしたら経営側は絶対変わらないとダメ。その状況が行われないなら僕は退社します」と自身の考えを伝え、「先輩の松本さんに対して意見するような感じになってしまって申し訳ないが、僕はそういう思いです」と語った。

さらに、「今、吉本は教育の力を入れたりしている。教育にこれから携わる会社がこういうことでいいのか」と指摘し、「僕はやっぱり、今の経営陣、全部刷新するということが一番いいと思う。そこが変わって内部からも上がっていいと思う。内部から上がってくる人間、外部の人間、新しい形で僕は吉本興業がスタートするんだったら、いくらでも力を貸します。新しくなったらなんでも力を貸します」と約束。

「松本さんがお世話になった大崎さんは素晴らしい方だと思うけど、今は取締役会長というお立場ですから、松本さん、辞めるとか言わないでいただきたい。新しい会社を松本さん中心につくっていただきたいなって僕は考えいます」と松本に呼びかけ、「会社が変わらないんだったらこの会社にはいられません。ここは変わるときだと思う。そこがないと、亮さんと宮迫さんのあの勇気とあの会見が浮かばれないと思います」と強く訴えた。