NECは7月23日から順次、ビジネス向け・教育向けとなるノートPC「VersaPro」とデスクトップPC「Mate」の出荷を開始する。実に16タイプ60モデルという選択肢を用意。働き方改革に合わせた導入や、現場の細かいニーズに応えられるようになっている。
各モデルで「Windows 10 May 2019 Update(バージョン1903)」を搭載しているが、システム更新評価などに配慮して「Windows 10 October 2018 Update(バージョン1809)」用のドライバを全モデル向けに提供。一部のモデルでは、OSに「Windows 10 IoT Enterprise 2019 LTSC」も選べる。
VersaPro UltraLite タイプVG
13.3型フルHD液晶を備え、重さ1kg以下を実現した薄型軽量のモバイルノートPC。本体サイズはW307.8×D215.7×H15.5mm、Lバッテリー搭載時の重さは約785gだ。従来モデルはコンバーチブル型のタッチ対応2in1だったが、新モデルはスタンダードなクラムシェル型(タッチ非対応)となった。
主な強化点は、マイクとスピーカーの改良でWeb会議における音質向上を図ったこと、バッテリー駆動時間の延長、電源ボタン一体型の指紋認証ユニットを標準装備、SIMロックフリーのLTEを搭載可能、といったところ。価格(税別)は344,000円からとなっている。
最小構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-8265U(1.60GHz)、メモリがLPDDR3 8GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)、OSがWindows 10 Pro 64bit版。
インタフェース類は、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5.0、USB 3.1 Type-A、USB 3.1 Type-C、USB 3.0 Type-C(Power Delivery対応、電源入力兼用)、HDMI、microSD/SDHC/SDXCスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボジャックなど。バッテリー駆動時間は、Lバッテリーで約9.8~16.8時間、LLバッテリーで約14.8~25.2時間。
VersaPro UltraLite タイプVB
従来モデルから少し大型化しているが、画面サイズが12.5型から13.3型になっている。液晶ディスプレイは、1,366×768ドットか、1,920×1,080ドット(フルHD)IPSのどちらかだ。
最小構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-8145U(2.10GHz)、メモリが4GB、ストレージが128GB SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620(CPU内蔵)、OSがWindows 10 Pro 64bit版。
インタフェース類は、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5.0、USB 3.0 Type-A×2、USB 3.0 Type-C、USB 3.1 Type-C、HDMI、microSD/SDHC/SDXCスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボジャックなど。なお、2つのUSB Type-Cは両方ともPower Delivery対応で、電源入力を兼ねる。USB 3.1 Type-CはThunderbolt 3もサポート。
バッテリー駆動時間は後日Web上で公開される。本体サイズはW312×D217.2×H17.8mm、重さは約1.29kg。