JR九州はG20大阪サミット首脳晩餐会のメニューの一部を「JRKYUSHU SWEET TRAIN『或る列車』」の7~8月の運行において提供すると発表した。「或る列車」のメニュー監修を務める成澤由浩氏が晩餐会の料理担当を務めたことから企画された。

  • 首脳晩餐会提供メニュー「白桃のサバラン」

東京・南青山「Restaurant“NARISAWA”」オーナーシェフである成澤氏は、日本の里山にある豊かな食文化と先人たちの知恵を料理で表現する「Innovatibe Satoyama Cuisine(革新的里山料理)」という独自のジャンルを確立し、料理界のアカデミー賞と呼ばれる「ワールド50ベストレストラン」に10年連続で選出されている。

今回はG20大阪サミット首脳晩餐会で提供したメニューの中から、ラム酒風味のシロップに漬け込んだ生地に生クリームを絞り、白桃でドーム状に仕上げたデザート「白桃のサバラン」と、抹茶の寒天と抹茶ソース、あずきと白玉を組み合わせた最中「八女抹茶の最中」の2品を「或る列車」の車内で提供する。

  • 首脳晩餐会提供メニュー「八女抹茶の最中」(中央)

  • 首脳晩餐会の料理担当を務めた成澤由浩シェフ

7~8月はその他、「日本の夏の贈り物」をテーマにした料理を提供。九州産牛肉のステーキ丼、大分県関アジの炙りラタトゥイユ添えなど、沿線地域の生産者がこだわりをもって生産した食材をふんだんに使用したメニューを用意する。