女優の浜辺美波、俳優の北村匠海が21日、東京・神保町の集英社で行われた「7月21日 ナツイチの日」記念記者会見に出席した。
1991年から毎年実施している「ナツイチ」は、"夏休みに一冊、本を読もう"と若い世代に読書の素晴らしさを伝える集英社文庫の夏のキャンペーン。今年の同キャンペーンのキャラクターには9月20日より公開される映画『HELLO WORLD』で初の声優にチャレンジした北村匠海、ヒロイン役を務めた浜辺美波が起用された。
浴衣姿で登場した北村と浜辺は、お互いの浴衣姿の印象を問われて「青が似合うな~と。日本一青が似合いますよ」と北村がべた褒めし、「大きく出ますね(笑)」と照れ笑いを浮かべた浜辺は「安定というか、普段から家で着てそうな感じですね」と称賛。イメージキャラクターに起用されたことについて北村が「仕事柄本を読む機会が多いし活字を追うことが好きだったので、好きなことをアピールできることは光栄です。それを美波ちゃんと2人でやれることをうれしく感じました」と笑顔を見せ、浜辺も「夏に本屋さんに行くと"ナツイチ"という文字をよく見ていました。まさか自分が"ナツイチ"のキャラクターをできるとは思わなったので嬉しいですし、今年の夏は本を読みたいと思います」と今年の夏は読書に意欲を見せた。
"ナツイチ"にかけて、「今年の夏に一番したいことは?」という質問に、北村は「スイカ割りがしたいです。ちゃんと目隠ししてぐるぐると周り、浜辺でしたいですね」と話し、浜辺も「私は夏祭りに参加したいです。地元の夏祭りは参加したことがありますが、東京ではないので、東京の大きな夏祭りや花火大会に浴衣とお面を被ってこっそりと行きたいです」と回答した。
また、すでにアフレコが終わっているアニメ映画『HELLO WORLD』にも言及し、「すごく難しいなと思いました。普段の撮影とは全然違うし、毎回試行錯誤しながら撮影しました。完成したものはまだ見てないですが、映像もきれいなのですごく楽しみです」と振り返った浜辺は、声優初挑戦の北村について「本当に美声で良いお声だと思いました。頼りがいのあるお兄さんんでしたよ」と話した。これに照れ笑いの北村は「声優はキャリア初ということで、(芸能活動をスタートさせた)8歳の頃を思い出す感覚でしたね」と初心に戻ったといい、浜辺の声優ぶりには「浜辺さんが今回演じた一行瑠璃さんという役にスッとハマっていて、一行さんの声が聞けた感覚になれました。本当に透き通っているきれいな声でした」と語っていた。