はい、iOS 12から通知の配信基準として「目立たない形で配信」と「目立つ形で配信」を選択できるようになりました。通知センターで対象とするアプリの通知を左フリックし、現れた「管理」ボタンをタップすると通知の管理シートが表示されるので、そこで「目立たない形で配信」または「目立つ形で配信」をタップすればOKです。
「目立たない形で配信」を選択すると、通知は通知センターでのみ表示されるようになります。3種類ある通知方法のうちロック画面とバナーは表示されなくなり、通知が届くときの効果音とバッジ(アプリアイコン右上の赤丸)も無効化されます。
「目立つ形で配信」を選択したときには、3種類の通知方法すべてが有効になり、効果音とバッジも有効化されます。多くのアプリは「目立つ形で配信」を初期値にしていますから、元に戻すと考えていいでしょう。
この説明のとおり、「目立たない形で配信」と「目立つ形で配信」はまったく新しい通知方法ではなく、既存の通知方法を組み合わせ、目立つか目立たないかという大まかな分類名を割り当て通知センターからすばやく選択できるようにしたにすぎません。
とはいうものの、あまり重要ではないアプリの通知がロック画面に表示されているとジャマですし、iPhoneの操作中にバナーが表示されるとストレスです。『設定』アプリの「通知」画面で細々と設定変更するのも手間ですから、通知が届いたタイミングで「目立たない形で配信」に変更できるのはユーザにとってメリットです。ロック画面が通知だらけで困る、操作中に表示される通知は重要なアプリのものだけにしたい、という場合は積極的に活用したい機能です。