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【この記事のエキスパート】
フードスタイリスト・料理家:江口 恵子
ナチュラルフード&スイーツカフェ ORIDO吉祥寺オーナー。
雑誌、広告、WEBサイトなどで、素材感、空気感のあるスタイリングと実生活に根付いた提案が人気。
講演会、料理教室、ケータリング、カフェとあらゆるシチュエーションで野菜たっぷりのおいしくて体に優しい料理を伝えるべく活動中。
大麦、ライ麦、玄米、チコリ、イチジク、どんぐり、タンポポの根などを主原料とした穀物コーヒー。この記事では料理家でフードスタイリストの江口恵子さんへの取材をもとに、穀物コーヒーの選び方やおすすめの商品を紹介していきます。
形状、原材料、オーガニック認証など
穀物コーヒーの選び方
フードスタイリストの江口恵子さんに、穀物コーヒーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。
ドリップ、パウダー、ティーバッグなど
飲む頻度と作るシーンに合わせて形状を選ぶ
【エキスパートのコメント】
穀物コーヒーと言っても、ペーパーフィルターを使ってドリップするタイプのもの、ティーバッグタイプのもの、インスタントタイプの粉末のものがあります。
手軽なのは、やはりパウダー状のもの。カップにスプーンで入れたらお湯や水、牛乳(豆乳)を注げばさっととけてすぐに作れます。ただ、パウダー状のものは湿気を吸いやすくかたまりやすいため、毎朝、毎晩のようにある程度消費スピードがある人向き。
ドリップタイプ、ティーバッグタイプは淹れるのに少し手はかかりますが、パウダー状のものほど湿気を心配しなくてよいので、たまに飲む人におすすめです。
大麦、ライ麦、玄米、チコリ、イチジク、どんぐり、たんぽぽの根など
使われている原材料をチェックする
【エキスパートのコメント】
穀物コーヒーに使われている原材料は大麦、ライ麦、玄米、チコリ、イチジク、どんぐり、たんぽぽの根など、複数あります。1種類のみで作られているものもありますが、多くは、これらのいくつかを使ってブレンドされています。
チコリ
チコリは欧米で有名な植物で、根は穀物コーヒーの原料としてもよく使われます。ベトナムコーヒーや日本国内で販売されているお茶にも使用されているなど、日本人にも身近な植物です。
チコリといえばフランスを連想する人も多いそうですが、この連想のルーツはナポレオン時代、コーヒー豆が不作だった年にフランスではコーヒー豆の代わりにチコリを使用した飲みものが流行ったことから。このように、長く人々に親しまれている原材料です。
麦(大麦、ライ麦、小麦など)
ポーランド産のオーガニック認証がある商品。原材料に有機ライ麦、有機麦芽、有機大麦、有機チコリ、有機いちじくが使用されています。
麦が原材料として使われている穀物コーヒーも少なくありません。麦を焙煎して粉末にしたものをお湯に溶かして飲みます。麦の栽培方法にこだわっている商品も多くあるので、健康や安全に気をつかう人はオーガニックの認定を受けている商品を選ぶといいでしょう。
麦単体での味とほかの原材料とのブレンドでは、やはり大きく味が異なります。最初のうちは原材料に注目すると、好みの味をみつけやすいかもしれません。
タンポポの根
タンポポの根が穀物コーヒーの原料として使われると「タンポポコーヒー」と呼ばれることも多いようです。タンポポコーヒーは甘い味がすることが多く、一般的にはコーヒーよりもむしろ麦茶に味が似ているとされています。
そのまま飲むのはもちろん、黒砂糖を入れたりラテ風にして飲んだりする人も。独特の味なので好みがわかれるところですが、穀物コーヒーのなかで売れ筋商品のひとつです。
【エキスパートのコメント】
製法による差もありますが、原材料のちがいによる味の差がいちばん大きいでしょう。チコリ、イチジクが入っているものが甘味が強め、大麦やライ麦ベースだとすっきりとした味になります。
有機穀物コーヒーが人気
オーガニック認証がとれているものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
カフェインが含まれず刺激も少ないので、健康や安全に気をつかう人はコーヒーの代わりとして穀物コーヒーを飲む方も多いかと思います。体への影響を考えると、オーガニック認証が取れているものを選ぶことをおすすめします。
輸入品も多いオーガニックの穀物コーヒーですが、各国ごとに厳しい認定基準があるので、安心して飲むことができるでしょう。