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【この記事のエキスパート】
唎酒師/日本酒ライター/コラムニスト/蔵人/フリーランス女将:関 友美
日本酒アドバイザーや飲食店勤務を経て、現在は「とっておきの1本をみつける感動を多くの人に」という想いのもと日本酒の魅力を発信するさまざまな活動をおこなっている。
記事執筆、セミナーや講演、酒蔵での酒造り、各地の酒場での女将業など、あらゆる場所、あらゆる手段で日本酒の美味しさと日本文化の豊かさ、日本の各地方の魅力を伝えている。
糖分の含有量が少ない日本酒を「辛口」と言い、すっきりとした味わいが魅力。この記事では、辛口日本酒の選び方とおすすめ商品、ユーザーの口コミをご紹介。超辛口からすっきり辛いものまで厳選。飲み方や合う料理も解説しています!
辛口・甘口は「酸度」と「日本酒度」で決まる!
日本酒には、甘口と辛口がありますが、辛口の日本酒は糖分が少ない日本酒のこと。甘口か辛口かは、「日本酒度」と「酸度」で決まります。
●日本酒度とは、甘口や辛口の目安になる数値。日本酒度がマイナス=糖分が多く甘口に、プラス=糖分が少なく辛口になります。
●酸度とは、:日本酒に含まれるクエン酸やリンゴ酸などの酸がどのぐらい含まれるかを相対的に表す数値。数値が高い方が辛くて濃く、低ければ甘くてすっきりと感じられます。
【エキスパートのコメント】
日本酒ライターからのアドバイス
日本酒の「辛口」といえば、日本酒度がプラスのものを指します。日本酒度とは、15℃の清酒に日本酒度計という浮秤(ふひょう)を浮かべて出る値のことで、そのお酒の含糖量を測った値です。糖が多く含まれているほど比重が大きくなってマイナスに傾き、少ないほどプラスに傾きます。「辛口の酒」は、含まれている糖の量が少なく、比重が軽いお酒です。
辛口の日本酒の選び方
唎酒師で日本酒ライターの関 友美さんに、辛口日本酒を選ぶときのポイントを教えてもらいました。ポイントは下記。
【1】辛口好きは「日本酒度6以上」を目安に選ぶ
【2】純米大吟醸や純米酒など、種類から選ぶ
【3】辛いだけでなく、米の旨味を感じるものを選ぶ
【4】香りも楽しめるものを選ぶ
【5】プレゼントには木箱入りの高級酒がおすすめ
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】辛口好きは「日本酒度6以上」を目安に選ぶ
日本酒度はあくまでも目安ではありますが、プラスの数値が上がれば上がるほど糖分が少なくなるので、感じられる甘みが少なくなってきます。自分で飲むときにこだわるだけでなく、「辛口のお酒が好き」という上司や家族へのプレゼントとして選ぶときには、日本酒度がプラス6以上のものを選ぶのがおすすめです。
日本酒の中には、含まれている糖が多いのに、辛口に感じるお酒もあります。糖のなかには、私たちが甘味を感じない、あるいは感じにくい糖も含まれているため、「甘い」「辛い」という味覚とは必ずしも一致しないのです。含まれる酸の量によっても感じ方は異なるので、同じ日本酒度のお酒があっても味が同じとは限りません。日本酒度はあくまでも甘口・辛口を判断するひとつの目安として覚えておきましょう。
【2】純米大吟醸や純米酒など、種類から選ぶ
原料や製造方法の違いから、日本酒は特定名称と呼ばれる8種類に分けられています。8種類のうち、米と麹だけで作られている種類を「純米大吟醸酒」「純米吟醸酒」「純米酒」「特別本醸造酒」と呼びます。お米の旨味や甘みを感じられる種類です。
一方、米と麹以外に醸造用アルコールを添加している種類を「大吟醸酒」「吟醸酒」「特別純米酒」「本醸造」と呼びます。お米の旨味より、アルコールの香りや味をダイレクトに味わうことができます。価格もリーズナブルです。
このなかで最上級なのが「純米大吟醸酒」。価格は高いですが、その分味わい深く、特別な日に飲むお酒にぴったりです。反対に、ふだん飲むのであれば「純米酒」がおすすめ。リーズナブルなのに、お米の味をしっかりと感じることができます。
【3】辛いだけでなく、米の旨味を感じるものを選ぶ
【エキスパートのコメント】
辛口で、サラサラとしていてスッキリ飲め、アルコールの刺激が感じられればいいのなら米焼酎でもかまわないでしょう。しかし、香りがいい焼酎には日本酒ほど多くの旨味成分は含まれていません。
辛口の日本酒を飲むならば、ただ辛いだけでなく米の旨味も感じられ、後味がスッキリとしたものを選ぶといいでしょう。そういったお酒は食事ともよくあいます。
【4】香りも楽しめるものを選ぶ
フルーティーな香りが特徴の日本酒。
フルーティな香りの薫酒、フレッシュで軽い香りの爽酒、スパイスのような熟成された香りの熟酒など、さまざまな香りのお酒があります。
日本酒単体で飲むのであれば、好みの香りのものを。料理と一緒に楽しみたいなら、香りが強すぎないものを選ぶのがおすすめです。
【5】プレゼントには木箱入りの高級酒がおすすめ
木箱に入った純米大吟醸。プレゼントにぴったりです。
お祝いとして日本酒を送りたいのなら、純米大吟醸や純米吟醸酒などの高級酒がおすすめです。さらに、木箱に入っているお酒を選ぶと、より高級感がアップします。
日本酒好きの方にプレゼントするときは、好きな香りや酒蔵を事前にリサーチして選ぶとよいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)