野村不動産はこのほど、「マンション購入に関する調査」の結果を明らかにした。同調査は6月26日~28日、20歳~59歳のマンション購入を希望しているビジネスパーソン男女500名を対象にインターネットで実施したもの。
マンションを購入したいと考える理由について尋ねたところ、「資産になるから」(43.2%)が最も多く、「老後に適した住宅に住みたいから」(31.8%)、「新しい住宅に住みたいから」(29.6%)が続いた。
購入予算について聞くと、最も多い回答は「3,000万円以上~4,000万円」(24.6%)だった。4,000万円以下で検討している人が多いが、27.4%は4,000万円以上の高級マンションの購入を検討していることがわかった。中には、「3億円以上」という回答も1.4%見られた。
購入のタイミングについて尋ねると、「5年後以上~10年以内」(26.4%)が最も多く、「10年後以上」(22.0%)と続いた。「1年以内」と回答した人を対象に理由を聞くと、「消費税が引き上げられるから」(40.8%)、「老後を考慮したから」(38.8%)に回答が集中した。
都市近郊か郊外では、どちらにマンションの購入を考えているか聞くと、78%が「都市近郊」と答えた。都市近郊と回答した人にその理由を聞くと、81.3%が「交通の利便性があるから」と答えている。「資産価値が落ちにくいから」(53.7%)も多かった。
新築と中古のどちらのマンションの購入を検討しているか尋ねると、50%が「新築マンション」と答えた。その理由としては「最後の住まいにしたい」「新築マンションのほうが維持費がかからない」「資産価値が高い」「新築で設備がいい所で快適に過ごしたい」などのコメントがあがった。
「中古マンション」と回答した人は20%だった。「リノベーションしたいから」「立地を中心に考えたい」「品質に問題がないのなら安い中古物件で構わない」という理由が多くなっている。
老後に住むと仮定した場合、どのような点が重視するのか尋ねたところ、「交通の利便性」(66.6%)が最も多かった。以下、「周りの環境」(55.4%)、「価格」(53.2%)、「治安」(45.8%)と続いている。
マンションを購入した場合、親と同居したいと考えているのか聞くと、約6割が「したくない」「どちらかというとしたくない」と答えた。