俳優の遠藤憲一がこのほど、東海テレビ・フジテレビ系主演ドラマ『それぞれの断崖』(8月3日スタート、毎週土曜23:40~)のポスター撮影に臨んだ。
志方恭一郎(遠藤)の中学生の息子・恭介(渡邉蒼)が、13歳の同級生に殺害されたことをきっかけに、崩壊する家族とその再生を描く同ドラマ。今回のポスターは、黒をベースに、断崖に立たされた家族それぞれの苦悩を、遠藤が背負い、もがき苦しむ在り様を表現するデザインとなった。
ポスター撮影が行われたのは先月初旬。まだ前クールの月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の撮影中で、前夜遅くまで続いたというその疲れも見せず、ヘアスタイルを自分で整えるなど意欲的に取り組んでいた。
撮影は上半身裸で実施。カメラマンの「悲しそうに」「目線だけ向こうに」という声に瞬時に反応、両手で顔を覆ったり、片手だけ頭に手を当てたりと次々ポーズを変えていき、開始から30分足らずで撮影は終了した。
ドラマのタイトルにかけ、最近“断崖に立たされた経験”があったかを聞かれた遠藤は「行くか行かないかという意味では、今が断崖ですね。ハードル高いから、この作品。相当な断崖です(笑)。ヒンシュク喰らうか、面白がってもらえるか、どっちかだと思うので。ホントにハラハラする作品なんで、ドラマを見ながらボンボンツッコんでもらうような作品になるといいんじゃないかな」とコメント。
今回演じる“情にもろい仕事人間”という役については「ここまで(相手と一緒に)転げ落ちるほどではないですけど、すぐ相手に同調しちゃうところはあるかな。頭では同情しちゃダメだと思っても、キツイんだろうなぁ、可哀想だなぁとか思っちゃって。でも僕の場合、人生が狂いそうだとか変なことが起きそうなると、女房がダメ!ってシャットアウトしてくれるんでね。今のところも何度か狂いそうになったけど、全部ダメ!ダメ!ダメ!ってね(笑)」と語っている。