DJIは7月18日、ミラーレスカメラ用スタビライザー「Ronin-SC」を発表した。Roninシリーズの最新モデルとなる3軸ジンバル。従来モデル「Ronin-S」と比較して約41%軽量化し、ミラーレスカメラとの組み合わせに向くようにした。

価格は51,300円(税込)。Focusホイール / 外付けFocusモーター / RSSスプリッターが付属する「Ronin-SC Pro コンボ」も用意する。こちらの価格は62,100円(税込)。いずれも、すでに販売を開始している。

  • DJIが、ミラーレスに向けた小型軽量設計のスタビライザー「Ronin-SC」を発表した

本体を小型軽量設計にするとともに操作性も改良している。動きの激しいシーンでの撮影に適したスポーツモードへのアクセスも、ボタンを長押しするだけに簡素化されている。

  • 基本的な構造は従来モデル「Ronin-S」と大きく変わらない

  • 一部の操作をシンプルにするなどの改良が加えられた

搭載カメラをロール軸よりも高く持ち上げることが可能で、ロール軸アームが視界を遮ることがない。パン軸の可動範囲は無制限で、撮影の自由度も高い。モーターも強化され、積載量は最大2kgに増加している。バッテリ駆動時間は最大11時間と、長時間の運用も行える。

Bluetooth 5.0に対応し、スマートフォンとは「Ronin」アプリで連携が可能。アクティブトラック技術「ActiveTrack 3.0」では、モバイルデバイスから被写体を選択するだけで正確かつ滑らかな追従を行う。新機能の「Force Mobile」は、カメラワーク制御システム「Force Pro」のアプリ版。スマートフォンの傾きなどと連動し、遅延がほとんどない状態でジンバルの制御を行う。

  • 専用アプリを導入したスマホと連携できる

最大制御回転速度は、パン軸制御 / チルト軸制御 / ロール軸制御ともに180度/s。可動範囲は、パン軸制御が360度連続回転、チルト軸制御が-95度~220度、ロール軸制御が-202.5度~112.5度。制御回転範囲はパン軸制御が360度連続回転、チルト軸制御が-90度~145度、ロール軸制御が±30度。

ジンバルの本体サイズは、折りたたみ時がW220×D200×H75mm、展開時がW370×D165×H150mm。重さはジンバルが約880g、BG18グリップが約258g、三脚が約160g。

  • 小型軽量のミラーレスと組み合わせれば、片手でも扱えるのが魅力