東京2020組織委員会はこのほど、LIXIL、東京都、東京藝術大学、岩手県、宮城県、福島県と連携・協力し、「東京2020復興のモニュメント」プロジェクトを実施することを発表した。
「東京2020復興のモニュメント」は、東京2020大会のコンセプトのひとつである「被災地の復興」を象徴するプロジェクト。
大会本番時に多くのアスリートが目にする場所に、被災地からのメッセージを載せたモニュメントを設置し、そのメッセージによって力を得たアスリートが見せるパフォーマンスが、再び被災地の復興に向けた原動力になるという、想いをつなげるプロジェクトとなっている。
モニュメントには、LIXILが提供する被災3県の仮設住宅で使われていた再生アルミ2トンを使用。東京藝術大学の協力を得て制作していく。アスリートから集めた被災地へのメッセージとともに、大会レガシーとして被災3県に1個ずつモニュメントを設置する予定とのこと。
7月には、被災地の仮設住宅の窓などのアルミ建材を回収し再生アルミに。8月には、東京藝術大学の学生によるデザイン案をもとに、デザインのイメージを決定。被災3県で、中高生による制作ワークショップを開催する。そして9月からは、東京藝術大学でモニュメントの制作が行われる。
2020年7月には大会関連施設に設置し、被災地に展示されるのは同年12月を予定している。