2019年9月にスタートする「仮面ライダー」シリーズ最新作『仮面ライダーゼロワン』の制作発表記者会見が17日に行われ、主演の高橋文哉(たかはし・ふみや)らが参加。高橋は、劇中の変身ポーズを初披露した。
高橋が演じる主人公・飛電或人(ひでん・あると)は、亡き父の笑顔が見たい、という思いを実現するべく、お笑い芸人の道を志すが、お笑いのセンスは皆無。売れない芸人としてほそぼそと活動していた。ある日突然、祖父・飛電是之助(ひでん・これのすけ)の遺言により人工知能のリーディングカンパニー「飛電インテリジェンス」の二代目社長に任命される。
一旦は拒否したものの、人型AIロボ「ヒューマギア」が暴走する姿を目の当たりにし、社長の座に就く者のみが使用できる「ゼロワンドライバー」で仮面ライダーゼロワンに変身。飛電インテリジェンス・社長に就任し、仮面ライダーゼロワンとしてテロリスト「滅亡迅雷.net」によって暴走するヒューマギアとの戦いに身を委ねる。
高橋は、「男子高生ミスターコン2017」で「日本一のイケメン高校生」(グランプリ)に選ばれたほか、「2018年度 渋谷ストリート・ベストドレッサー賞」を受賞。モデルや、舞台でも活躍する18歳だ。お笑い芸人の道を志す……という役どころだけに、会見でも明るく、快活にあいさつする姿が印象的だった。
出演が決まった時のことを聞かれると、高橋は「驚きというのが一番大きくて、自分が(仮面ライダーに)!?と実感がわかないまま、衣装合わせなどが進んでいきました。撮影が始まって、仮面ライダーらしい変身やアクションを撮影し、仮面ライダーという言葉に日々触れていくなかで、『僕は仮面ライダーになるんだ……』という気持ちがどんどんどんどんこみ上げてきた」と、知らせを受けてからのリアルな心の動きを言葉にした。
「仮面ライダー」といえば、変身ポーズも毎回注目されるところ。リクエストを受けた高橋は、「失礼します!」と遠慮がちに前に出る姿を共演者のアンジャッシュ児嶋一哉にツッコまれながらも、「変身!」と一連の動きを堂々再現した。今日の変身の出来をMCから聞かれた高橋は、「150点です!」とさわやかな笑顔で回答。最後のマスコミ向けフォトセッションでも、全員のポーズをまとめるなど、座長としての心構えも万全のようだった。
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