日本RV協会はこのほど、「2019年度キャンピングカー業界の動向調査」の結果を明らかにした。同調査は2018年1月〜12月、日本RV協会会員のキャンピングカーメーカーおよび販社109社を対象に実施した。

  • キャンピングカーの保有台数

日本におけるキャンピングカーの保有台数は、11万台を突破して11万2,500台に到達。各工場から出荷された台数を見ると、「8ナンバー以外」(1,896台)が1位、「バンコン」(1,863台)が2位、「キャブコン」が3位(1,653台)という結果となった。軽ベース車両も年を追うごとに増加傾向にあり、2018年は1,255台と1,300台目前まで迫っている。

  • 出荷台数の推移

キャンピングカーの販売総額を見ると、2018年は約458億円で昨年に比べ約33億円増加した。新車では、8ナンバー/8ナンバー以外とも2017年に比べて増加している。

ユーザーの関心度が高いキャンピングカーの装備は「FFヒーター」が最も多く、「ソーラーパネルチャージャー」「インバーター」「冷蔵庫」「テレビ」と続いた。

  • 関心度が高い装備

ユーザーの関心度が高いと思われる車両や仕様は、「居住空間」「ベース車両」「燃費」「走行性」「断熱性」という順になった。

  • ユーザーの関心度が高い車両や仕様

「レンタルキャンピングカー」を運営しているかという質問に対しては、「運営している」が23.2%、「運営していない」が31.3%、「今後運営する予定」が10.1%という回答だった。レンタルキャンピングカーを始めるきっかけについて聞くと、78.3%が「将来のユーザー(販売顧客)開拓のため」と答えた。

  • レンタルキャンピングカーの運営

  • レンタルキャンピングカーを始めるきっかけ

レンタルキャンピングカー利用の多い月は「8月」と「5月」。利用スタート日について調べると、「金曜日」「土曜日」と週末利用が圧倒的に多かった。

  • よく利用する月

  • 利用スタートが多い曜日

平均的な利用期間は「2泊3日」(69.6%)が最も多く、「1泊2日」(21.7%)が続いた。

  • 平均的な利用期間