久光製薬はこのほど、「2020年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表した。
2020年2月期第1四半期の連結業績(2019年3月1日~5月31日)は、売上高292億3,300万円(前年同四半期比12.8%減)。売上高の減少の原因として、国内市場での医療用医薬品事業が後発品使用促進策による影響を引き続き受けていることや、一般用医薬品事業において依然として厳しい販売競争が続いており、「アレグラFX」などの売上が減少したことを挙げている。
海外市場においても、医療用医薬品事業は後発品の影響を受け、前年同四半期比4.8%の減収となった。ただ、一般用医薬品事業は積極的な広告宣伝活動により、米国では順調に売上を伸ばしているという。
営業利益は27億7,800万円(前年同四半期比36.3%減)だった。営業利益減の主な要因については、「売り上げの減少によるもの」と分析。販売費および一般管理費は、155億5,200万円(前年同四半期比0.1%増)だった。
経常利益は、28億6,300万円(前年同四半期比35.6%減)だった。その主な要因も、営業利益の減少によるものであるとしている。