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この記事では、飛散防止フィルムを選ぶときのポイントやおすすめ商品をご紹介します。もしものときに備えて日ごろから気をつけたいですね。窓ガラス飛散防止以外の効果を期待できる商品も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

UVカット、目隠し効果に遮熱、断熱に最適な商品はどれ?
窓ガラス飛散防止フィルムの選び方は?

窓ガラス飛散防止フィルムを選ぶときのポイントは次の4つ。

【1】「JIS A 5759」の飛散防止性能をクリアしたもの
【2】UVカット率99%はあたりまえ
【3】遮熱・断熱フィルムは透明度とのトレードオフ
【4】CPマーク適合フィルムは業者へ依頼しよう

上記4つのポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う窓ガラス飛散防止フィルムを選ぶことができます。

窓ガラス飛散防止フィルムは、台風などの強風や大地震で窓が割れた際にガラスが飛び散るのを防止し、ケガや割れたガラスで避難経路がふさがれるのを防ぐための防災グッズです。防災のエキスパートの視点を商品選びに活かしてみてください。

ポイント1
「JIS A 5759」の飛散防止性能をクリアしたものを選ぼう

出典:楽天市場

【エキスパートのコメント】

「窓ガラス」に貼るフィルムを選ぶときは、日本工業規格の基準「JIS A 5759」に適合した商品を選びましょう。

用途に応じていくつか区分があり、飛散防止フィルムは「衝撃破壊対応ガラス飛散防止フィルム(GI・旧名称はA法)」「層間変位破壊対応ガラス飛散防止フィルム(GD・旧名称はB法)」の2種類に分けられます。

前者は強風による飛来物や爆発事故などでの飛び散りを防ぐ性能、後者は地震などによるガラスの変形による飛び散りを防ぐ性能です。なおそれぞれ、「GI-1・GI-2」と「GD-1・GD-2」という表示がありますが、「1」は内貼り用、「2」は外貼り用であることを示しており、通常は内貼り用を選択します。

ポイント2
UVカット率99%はあたりまえなので気にしない!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

飛散防止フィルムは窓ガラスに貼りつけることが多いため、基本的に直射日光へさらされ続けるもの。もしUV(紫外線)カット機能がなければ、フィルムはあっという間に劣化してしまいます。そのため、付加価値以前の問題として、飛散防止フィルムには必ずUVカット機能がそなわっているのです。

商品のキャッチコピーなどで「UVカット率99%!」とうたっていたとしても、それはあたりまえのこと。商品選びにおいては無視してもかまわない機能だと思ってください。もちろん、本記事で紹介するフィルムはすべてUVカット機能つきの商品になります。

ポイント3
遮熱・断熱フィルムは透明度とのトレードオフ

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

飛散防止フィルムのなかには、飛散防止やUVカットのほかにも付加価値をそなえている商品があります。

多くみられるのは、日差しの量を低減して室内を涼しくする遮熱効果と、逆に暖房の熱を屋外に逃げにくくして室内を暖かくする断熱効果。しかし、遮熱は可視光線を室内に入れないことが重要になるため、フィルムの透明度が下がってしまいます。また、断熱はフィルム内に金属膜をつけて熱反射の効果を高めるため、透明ではなく、シルバーやゴールドといった金属色のフィルムになります。

遮熱・断熱とも高い効果を得たい場合は、フィルムの透明度を下げることになるため、透明度と付加価値のどちらを優先するかをよく考えて選んでみてください。

ポイント4
CPマーク適合フィルムで防犯するなら業者へ依頼しよう

出典:楽天市場

【エキスパートのコメント】

防犯効果を売りにしたフィルムもありますが、公的なお墨つきがあるのは「CPマーク」がついた商品のみ。

フィルムに対するCPマークは、騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対し、建物への侵入を5分間以上防ぐ性能を持った商品に定められています。

ただ、CPマークつきのフィルムは施工がむずかしく、素人が貼りつけても防犯効果を発揮できないことも。そのため、「防犯フィルム施工技能者」の認定を受けた業者が施工して、はじめてCPマークの認証を受けられるのです。

CPマークに適合したフィルムを購入する場合は、必ず施工とセットで考えましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)