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【この記事のエキスパート】
整理収納アドバイザー、クリンネスト:小林 尚子

整理収納アドバイザー、クリンネスト:小林 尚子

整理収納アドバイザー、クリンネスト、最強ムジラーとして、TV出演、ラジオ出演、執筆、企業商品開発、WEBライター、ESSE プラチナレポーターとして活動。
著書『とことん使える!無印良品』(講談社)
出演TV「スッキリ!」「コゴスマ」「ヒルナンデス」「ビビット」「ほんわかテレビ」


中身がひと目でわかるオープンラックは、インテリア性が高く見た目もお洒落! 本棚、仕切り、目隠しにと幅広い使い方ができます。この記事では、オープンラックの選び方を解説。また、木製やスチール製、薄型タイプや壁面収納として活躍するものなど、おすすめ商品をご紹介します。

オープンラックとは

オープンラックとは、その名のとおり「オープンなラックです」。通常の棚だと、扉がついているものが一般的ですが、オープンラックは背板がなく、収納にスペースをたくさんもった棚になります。背板がない分、部屋を開放的に魅せることができますし、おしゃれに見せるインテリアとしても知られています。

ほかにも名称としては、シェルフとも呼ばれることもあります。

オープンラックの選び方

それでは、オープンラックの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の7つ。

【1】サイズ
【2】収納力
【3】耐荷重
【4】素材
【5】インテリアに合うデザインや色
【6】機能性
【7】組み合わせるならシリーズ商品

上記の7つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】サイズをチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

まず最初に置きたいスペースの図を作り、寸法を書き入れていきます。なんとなくの感覚ではサイズに誤差が出てしまうもの。実際に置いてみてサイズオーバーとなってしまったとき、返品作業には相当な時間と労力がかかってしまいますよね。採寸と書き入れは面倒な作業に思えますが、失敗しないための近道といえます。

サイズのほかに、扉の開く位置や壁の凹凸、コンセントの位置などもチェックして図に書き入れていくとわかりやすいです。

▼高さ選びは慎重に

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

椅子やテーブルを使用する部屋には高さのあるものを選んでもよいですが、ソファのあるリビングやベッドルームなど、視線が低い場合は圧迫感が出てしまう可能性があるので、低めのオープンラックがいいでしょう。パーテーションとして部屋の中央に配置する場合は、圧迫感が出ないよう高さに注意して選びましょう。

【2】収納力をチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

オープンラックに収納したいもの、飾りたいものをリストアップし、それぞれのサイズも書き出します。それらの量やサイズによって、どのくらいの収納力のラックが必要かが明確になります。

軽くて小さいものは上部に、重くて大きいものは下部に配置するとラックが安定し、見た目もバランスよくスッキリ見えます。さらに色が薄いものは上部、濃いものは下部に配置するイメージでリストに書いていきましょう。買うときは、そのラックに収納したいものが収まりきるかをチェックすることが大切です。

【3】耐荷重をチェック

出典:Amazon

重いものを置きたいという方は、耐荷重も要チェックです。棚板ごとに表記があるものやラック全体に総耐荷重を表記しているものまでさまざまです。各メーカーの表記を確認し必要に応じてショップやめかーに問い合わせするのがよいでしょう。

【4】素材をチェック

素材選びもインテリアの雰囲気を決める大事な要素です。主な種類は、木製、アイアン製、木とアイアン製の3つです。それぞれに特徴があるので、簡単に解説しておきましょう。

▼木製(ウッドラック)

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木製(ウッドラック)はやさしい自然な風合いが特徴です。天然の無垢材や強度なコストパフォーマンスを良くした化粧板などがありますが、共通する魅力は、経年の変化を楽しめることでしょう。塗装の種類によっても雰囲気がガラッと変わりますので選ぶ際の楽しみもあります。基本的にはどんなインテリアにも会いますが、とくにナチュラルテイストのインテリアによくマッチします。

▼金属(アイアン)製

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クールな見た目で重厚感があり耐久性が高いのが特徴です。経年変化が少なく汚れにも強いので、メンテナンスが簡単なところが実用面でのメリットです。デザインもバリエーションが多いので、自分好みのデザインを見つけやすいのも魅力の一つ。モダンテイストのインテリアと相性がよいです。

▼木と金属(アイアン)製(ミックスタイプ)

出典:Amazon

木のナチュラルさと金属の持つクールさミックスしたモダンなテイストが特徴です。合わせられるインテリアの幅が広げられるのが魅力です。木と金属の色の組み合わせや全体のデザインによって、個性が出せる家具といえるでしょう。

【5】デザインをチェック

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

オープンラックを部屋のアクセントにしたいときには、壁や家具と反対色や異素材のものを選ぶといいでしょう。反対に、インテリアになじませたい場合やあまり主張させたくないときには、同系色や同じような素材のものを選ぶことをおすすめします。

【6】機能性をチェック

出典:楽天市場

オープンラックをさらに活用していくため、機能性にも着目していきたいところです。頻繁に模様替えをしたい方であればキャスター付きを選択するとすぐに移動することができます。

また持っているものが増えたり置きたいものが変わったときには、棚板が可動調整できると便利です。はじめは書籍を収納していたけれども、CDの収納棚に変更したいというように整理整頓をする中で、心変わりすることもあるでしょう。棚板の高さが調整可能なタイプであればとても便利です。

人気メーカー・ブランドの特徴

オープンラックの手ごろ感のあるおすすめ人気メーカーを紹介いたします。

LOWYA(ロウヤ)

出典:Amazon

トレンド感溢れるおしゃれなインテリアを低価格で提供するLOWYA。オンラインストアとして業績を伸ばし、大型家具からインテリア雑貨、便利な収納ラック・グッズまで幅広く展開している総合通販サイトになります。人気の北欧風やヴィンテージ風など、おしゃれなデザインを豊富に取り揃えています。

ニトリ

出典:楽天市場

「お、ねだん以上。ニトリ」のCMでもお馴染みのニトリ。誰もがよく知っている全国にチェーン展開する家具・インテリア用品用量販店。
家電業界では珍しいSPA(自社生産)のノウハウを取り入れた手法で、「低価格で高品質」な商品を実現しています。近年ではモール型ショッピングセンター「ニトリモール」や小型店舗「ニトリデコホーム」など新しい業態にも取り組んでいます。

アイリスオーヤマ

出典:Amazon

プラスチック製品の町工場からスタートしたアイリスオーヤマは、家庭用プラスチック製収納ケースの販売により飛躍的に成長しました。高コスパの家電を次々に生み出すヒットメーカーをして注目され、2000年代から家電事業に力を入れています。
低価格で高い機能性を備えたアイリスオーヤマの日用品や収納家具は多くのホームセンターで手に取ることができます。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)