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【この記事のエキスパート】
おもちゃコンサルタントマスター 、ヨガインストラクター:加藤 理香

おもちゃコンサルタントマスター 、ヨガインストラクター:加藤 理香

あそびとおもちゃ、ヨガを通して、こころとからだを伸びやかに育むお手伝いをしています。
おもちゃコンサルタントとして、音あそびおはなしあそびのパフォーマーとして、全国各地に出向いて活動しています。おもちゃだけでなく、わらべうたあそびや手作りおもちゃなど、さまざまなあそびのコンテンツを展開中。
ヨガインストラクターとして、健やかなからだづくりや、親と子のふれあい、抱っことおんぶ、からだ遊びなどの講座も開催。
赤ちゃんから高齢者までを対象にして、「たのしい」「ここち良い」「だいすき」をテーマに活動しています。
おもちゃコンサルタントマスター、ベビーヨガインストラクター、マタニティヨガインストラクター、骨盤調整ヨガインストラクター、日本産精油アドバイザー、木育インストラクター、アクティビティインストラクター、プロジェクトワイルドエデュケーター、ネイチャーゲームリーダー、ぎふ木育指導員


古くは聖徳太子も使っていたといわれる「お手玉」。知能や身体能力の発達・維持にもよいとされており、多くの幼稚園や保育園・高齢者向けの施設などでも取り入れられています。本記事では、おもちゃコンサルタントの加藤理香さんへの取材をもとに、お手玉を選ぶときのポイントやおすすめ商品を紹介します。

お手玉の選び方

それでは、お手玉の基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つです。

【1】大きさ・重さが揃っているものを選ぶ
【2】内容物で選ぶ(じゅずだま、小豆、プラスチックなど)
【3】縫製がしっかりしているかを見て選ぶ
【4】手に持ったときの感触や肌触りで選ぶ
【5】形や色合いが美しいこと
【6】お手玉を海外へのお土産として選ぶ

上記の6つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】大きさ・重さが揃っているものを選ぶ

お手玉を手に持ったときの大きさや重さは、遊びやすさと遊び続けたくなる気持ちを引き出す重要なポイントになります。普通に遊ぶのであれば、片手にのせて握りこめる大きさがよいでしょう。軽すぎれば心もとなく、重すぎると操作性が悪くなります。目安はひとつ40グラムほどです。

複数ある場合には、どれもだいたい同じ大きさ・重さが揃っていることが大切です。手に持って遊ぶおもちゃなので、ちょっとした違いが気になってしまいます。ほかのものと違う個性的なお手玉が混じっていたら、そのひとつに愛着が芽生えて楽しめることもあるかもしれませんが、できるだけ揃っているものを選ぶのが基本です。

【2】内容物で選ぶ(じゅずだま、小豆、プラスチックなど)

出典:Amazon

かつて、お手玉の中に入れるものには天然素材が使われてきました。「じゅずだま」という言葉を聞いたことがありますか? 水辺や道路際によく生えているイネ科の植物です。その実は小さくかたい玉のようになっていて、これをお手玉の中に入れるものとして使っていた地域があります。今では貴重な素材です。

ほかにお手玉の中身としては、小豆(あずき)を使うことが多いようです。かつては「食べるものに困ったときに役立つから」という意味もあって使われていました。食べられるということを除いても、小豆のお手玉が手の平に落ちたときの音と手触りはなんとも心地よいものです。

最近では、保存・保管の面から、湿気や虫に強いプラスチックのペレットなどを使うケースが多くなっています。赤ちゃんがなめたり、複数の人数で遊んだりして、洗ったり拭いたりすることが多い場合には、プラスチック系素材が便利です。

【3】縫製がしっかりしているかを見て選ぶ

出典:Amazon

お手玉は、放り投げたり、手のひらでころころと転がしたりと、結構激しい扱いをします。遊んでいる最中に中身が出てきてしまったということのないよう、しっかり縫製されていることが大切です。

とはいえ、たくさん遊んでいるうちには、ほつれることもあるでしょう。安心安全に遊ぶために、ときどきはお手玉の状態をチェックして、糸や布が弱っているようなら早めにメンテナンスをするとよいでしょう。

【4】手に持ったときの感触や肌触りで選ぶ

出典:Amazon

お手玉は、手のひらはもちろんのこと、遊ぶときに手の甲、頬、頭など、肌に触れます。そのため、肌触りの良い布で作られているものをおすすめします。

たとえば、表面に「しぼ」と呼ばれる凹凸がある「ちりめん」のものや「木綿」のものは、使いこむほどに、肌馴染みがよくなります。

片手にたくさん持ったり、積み重ねて遊んだりもできるので、ツルツルした布よりも柔らかい感触の布で作られているお手玉のほうが、遊びが長続きします。

【5】形や色合いが美しいこと

出典:Amazon

ていねいに作られたお手玉は、形が整っていて遊びやすいものです。また、きれいな色合いは目と心を惹きつけます。子どもが遊びに使う場合は、お手玉本来の遊び方のほかに、「おままごと」や「ごっこあそび」の道具になるなど、年齢に応じて遊びのバリエーションが増えていきます。

「きれいなもの」は長く遊ばれる大事な要素のひとつです。美しいと感じるもの、きれいと思えるものを選ぶとよいと思います。

【6】お手玉を海外へのお土産として選ぶ

お手玉は、老若男女、誰でもどこでも楽しく遊べます。お手玉と似た遊びは世界各地にあるため、海外の方にとっては、日本らしさがありつつ、親しみを感じてもらいやすい品でもあります。小さく、壊れにくいことからも、お手玉は海外へのお土産にふさわしいでしょう。

日本の伝統を感じてほしいならちりめんや伝統柄を

日本らしさを感じられるお土産として選ぶなら、日本らしい素材・柄のものがいいでしょう。ちりめんなどの和素材が使われているもの、干支デザインのものなどを選んでみてください。

キャラクターものは話題づくりに

日本発、世界で人気のアニメキャラクターをデザインしたお手玉は、日本のカルチャーに興味がある相手にぴったりです。また、デザインはあえて日本のものではなく、世界で知られるキャラクターを選んで話題にしつつ、お手玉の形や遊び方で日本を伝えるのもいいですね。

おもちゃコンサルタントからのアドバイス
お手玉は誰とでも遊べます

【エキスパートのコメント】

お手玉というと、2つ、3つを両手でくるくると投げて取る、ひとり遊びのイメージが強いのではないでしょうか。でも、お手玉が1つあれば、受け取ったり手渡したりする遊び、頭に乗せてバランスをとりながら歩く遊び、お手玉をのせた頭を前に倒して落とす遊びなど、コミュニケーション力を伸ばす遊びができます。

手のひらに落として、しゃんしゃんとリズムを取る音楽遊びも可能です。シンプルなおもちゃは、たくさんの遊びを引き出す力を持っています。数を少しずつ増やしていくと、積み木のように積み上げたり、棒倒しのようにしたり、さまざまな遊びにも使えます。

誰とでも一緒に遊べるおもちゃである、お手玉。まずは手にとって、じっくり触れることから始めてみましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)