未入荷のRyzen 7 3800Xがようやく登場

AMDの第3世代Ryzenの中で、発売が遅れていた「Ryzen 7 3800X」がようやく入荷、店頭に登場した。Ryzen 9 3900XとRyzen 7 3700Xの間のモデルとなるが、人気が集中した3900Xはほぼ全てのショップで完売。3800Xは現在購入可能な中では最上位となっており、こちらも争奪戦の様相を呈している。価格は50,500円前後。

  • AMDの「Ryzen 7 3800X」。8コア/16スレッドのモデルでTDPは105Wだ

  • CPUクーラーはこちらの「Wraith Prism with RGB LED」が付属する

最上位ながらファンレスのX570マザー

GIGABYTEの「X570 Aorus Xtreme」は、第3世代Ryzen向けマザーボードのフラグシップモデル。Infineon製のPWMコントローラとPowIRstage MOSFETによる16フェーズ電源を搭載しており、16コアCPUでも安定した電力を供給することができる。Aquantia製の10GbEを搭載するなど、機能も充実している。価格は95,500円前後。

  • GIGABYTEの「X570 Aorus Xtreme」。フォームファクタはE-ATXだ

  • 機能は充実。LANは、Aquantia 10GbE+Intel GbE、802.11axを搭載する

ユニークなのは、X570チップセット搭載モデルながら、ファンレスを実現していること。X570はほとんどの製品に冷却ファンが付いているが、このモデルはヒートパイプとフィンを組み合わせたクーラーの採用により、これを実現した。NanoCarbonコーティングのバックプレートも、放熱性の向上に貢献している。

  • 強力で高効率な電源回路を搭載。1フェーズあたり70Aの出力に対応する

  • M.2スロットは3つ搭載。大きなヒートシンクでカバーされている

GIGABYTEからもXeonゲーミングマザー

GIGABYTEの「C621 Aorus Xtreme」は、28コア/56スレッドのXeon W-3175Xに対応するゲーミングマザーボード。同CPU向けにはASUSから「ROG Dominus Extreme」が発売済みだが、これも同様のウルトラハイエンドモデルとなる。オリオスペックで取り寄せが可能で、納期は1カ月ほど。価格は214,704円だ。

  • GIGABYTEの「C621 Aorus Xtreme」。大型ヒートシンクを搭載する

フォームファクタはE-ATX。基板サイズは38.6×35.9cmと大きいため、ケース側の対応には注意が必要だ。32フェーズの電源回路、12スロットのDDR4-4200、7スロットのPCI Express x16、デュアルGbEなどを備える。