山梨県を舞台に女子高校生たちがキャンプをしたり日常生活を送ったりする様子をゆるやかに描くマンガ『ゆるキャン△』。TVアニメ化されると、独特のゆるくて癒やされる雰囲気、声優陣の演技力、また背景をはじめとする絵のクオリティなどが話題となり、2018年を代表するといって過言ではない、大ヒットアニメの一つとなった。
また、この作品から「キャンプ」や「ソロキャンプ」に興味を持つ人も増加。というか、実は筆者もその一人だ。気が付くと、「いつかは(志摩)リンちゃんみたいにスクーターに乗ってキャンプ地に行き、本を読んでゆったりとしてみたい」なんて想いも抱くようになっていた。
基本的に家でしか食事をしたくない、最低限の買い物以外で外に出たくない超インドア派の筆者の心を動かした、『ゆるキャン△』は偉大だ。
とはいえ、キャンプは中学生の頃に課外授業で体験が唯一という状態で「ソロキャンプ」をやれる自信もあまり無い。
キャンプ体験会に参加した
そんな時、マイナビニュースの編集さんからあるお誘いがきた。コールマン ジャパンが開催する「気軽にはじめるキャンプ体験会」という、これ以上ない「おい! マジか!?」という内容。前のめりで参加を希望した。
今回、参加した体験会では、同社が展開するさまざまな製品の展示と紹介が行われた。ファミリー向けのもの、フェスで使えるタイプ、そして筆者のようなソロキャンプに適したサイズのものも。
もちろん、テントだけでなく、持っていくと便利なアウトドア用品も豊富に展示されていた。スタッフさんから「例えばこういう使い方!」と提案をしていただけたのも、キャンプ初心者の筆者にとっては非常に有り難い。
さまざまなキャンプ道具が紹介
最初に目についたのは、新登場の「コールマンストンプシリーズ」。自然の中になじむナチュラルカモ柄で、野外フェスなどで映えそうだ。同シリーズのアイテムは携行性が高く、すべてワゴンに収納できるので、移動が多い場面では特に便利だろう。
また、ゴムベルトを外し、広げるだけでテントが出来上がる「クイックアップIGシェード」も良い感じだ。これなら初心者の筆者でも簡単に扱える。
それ以外にも、キャンプ道具の様々な使用方法を教えてもらったり、キャンプ場で手軽に作れるキャンプ飯も実演してもらったりした。
アウトドアオフィスという考え
もう一つ興味を惹いたのは、「アウトドアオフィス」という考え方とそれに適した製品。アウトドアオフィスとはその名の通り、キャンプ場をオフィスにしてみる、という考え方だ。
場所や雰囲気を変えて会議や仕事をすることで、普段と異なるアイデアやメンバーとのコミュニケーションの質が変わるようだ。会場にはキャンプ場で利用できるスクリーンや、携帯の充電もできるUSBポート付きランタンなどが展示されていた。
このランタン、PCとWi-Fiさえあれば、原稿をキャンプ場で書くことだってできる。これ、すごく良いかも……。パソコンさえあれば場所を選ばず仕事をできる職種であれば、一人でキャンプ場へ行って仕事をする、なんてことも可能だろう。
正直、「気軽にはじめるキャンプ体験会」に参加するまでは、キャンプ場にパソコンを持っていく、という発想はなかった。アウトドア好きの人たちが、遠出をして楽しむ一大イベント、というイメージがどこかにあったからだ。
なので、「こういうキャンプの楽しみ方もあるんだ」と衝撃を受けた。アニメ大好きの超インドアな筆者ですら、たまには環境を変えて気分転換に「キャンプ場で仕事」というスタイルは今後、ぜひやってみたいと心境が変化した。
人間は幾つになっても変われる、これも『ゆるキャン△』のおかげだ! 有難う!