京浜急行電鉄は7月8日から9月16日まで、人気アニメ『ワンピース』とコラボし、「京急宴線(えんせん) 真夏のONE PIECE列車」と題したキャンペーンを行う。
キャンペーンに合わせ、同社の1000形2編成と2100形1編成が『ワンピース』にちなんだラッピングを施す。赤い1000形「京急トラッドトレイン」で8月9日公開の映画『ONE PIECE STAMPEDE』を告知し、黄色い1000形「京急イエローハッピートレイン」でキャラクターとグッズショップ「麦わらストア」を紹介。青い2100形「京急ブルースカイトレイン」では、20年間にわたるアニメ『ワンピース』のあらましがラッピングされる。
■アニメ『ワンピース』の歴史を8両で表現
ラッピング車両は7月8日から順次運行され、3編成そろったことを受け、7月14日に京急久里浜工場で報道関係者向けの撮影会が行われた。あいにくの天気だったものの、地元のテレビ局などを中心に、多くの報道関係者らが集まった。
「ウイング号」「モーニング・ウイング号」にも使用され、快特を中心に運用される京急電鉄のフラッグシップ車両、2扉クロスシートの2100形。「京急ブルースカイトレイン」の編成を使用したラッピング車両では、1999年から現在に至るアニメ『ワンピース』の歴史がデザインされている。
三崎口方の車両から『ワンピース』のあゆみが説き起こされ、品川方の車両で「TO BE CONTINUED」と続く物語を8両編成で表現した。各車両で『ワンピース』のキャラクターが京急社員の制服を身にまとっている。
1000形「京急イエローハッピートレイン」では、渋谷の「麦わらストア」のロゴだけでなく、三崎口方3両で『ワンピース』のキャラクターが大きく紹介され、その他の車両でもキャラクターイラスト中心のラッピングとなっていた。1000形「京急トラッドトレイン」では、全車両に映画の告知がラッピングされている。この編成については、各車両とも同じラッピングが施されていた。
■広告スペースにキャラクターのイラストも
2100形「京急ブルースカイトレイン」を使用したラッピング車両の車内も見ることができた。TVアニメ新編「ワノ国編」や映画の告知に加え、広告スペースにキャラクターのイラストが掲示されている。
『ワンピース』ラッピングトレインの運行スケジュールは京急電鉄の公式サイトに公開している。中でも快特などで運用される2100形「京急ブルースカイトレイン」のラッピング車両は、『ワンピース』が好きな人だけでなく、京急ファンにとっても注目すべきものとなるだろう。2100形のクロスシートを堪能しつつ、『ワンピース』の世界に触れてみるのも良いのではないかと思う。